おきらくごくらく。

山と自然。日常のあれこれの雑記ブログ。

超おすすめ不思議な話。「マタギ奇談」

お題「一気読みした本」

 

 

 

ほんとなら今日は白神山地にいたはずの季節労働者無職です

 

こんばんみ!

 

 

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              二か月前の  白神山地十二湖。 

 

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     静かな湖面にカワウでしょうか。

 

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今日は雨が止んでたので、ひさしぶりに近くの自然公園で

かるく運動しに行ってボーとしてました。

 

 

このところ頑張っていろんなブログ読んだりしてたら

情報過多になってしまって、

目が痛い・・・頭もおかしい(元から)

で、誰もいない林のベンチでボーと寝っ転がってたら、

鳥の声や風や葉ずれの音にめっちゃ癒されて、

何がしたかったんだっけ・・・と頭がリセットされて、

しかも充電もされて帰ってきました。

 

これがないと生きていけない。

 

自然の中で落ち着かないとか、

やることわからなくて飽きるとかいうのは、

見方がほんの少し変わるだけで、大激変するんですよね。

 

逆に自分は普通の生活の方が大変な気がする・・・

 

癒されないし。

 

ぼーーーーー

 

ってするのが時間の無駄や生産性の欠如みたいになってしまうのは、

自然のなかにいて、

 

「いるだけでじんわり面白い、楽しい!

 だからまた山や、川や、海や、なんにもない原っぱや、

 ひとのいない所に行きたいなあ・・・・・」

 

って気持ちになれなくて、

なんか生きてることの大事な部分が抜けちゃってるような

すごくもったいない気がします。

 

あと気が抜けない状態を、24時間365日維持とかできないなあ。

 

 

 

 

で、静かな林の中にいるときに、

白神の山の中にいるような妄想が止まらなかったんですが、

原因はコレ。

 

 

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今週エポスカードのポイントで買えてしまった(←しつこい)

「マタギ奇談」。

 

これね、すごい本ですよ、

各地のマタギの方に取材した実話なんですけど、

ただでさえベールに包まれたマタギの世界の、実際に起こった話の数々です。

 

 

ぺらっと立ち読みした時、

まず買わずに帰れなくなったのが、

最初の八甲田山雪中行軍遭難事件の話。

 

 

ロシア軍との雪中戦闘を予想して、無謀な雪中行軍をし、

冬の八甲田山で大量遭難を起こした事件で、映画にもなってるんですが、

199人の凍死者を出した青森隊第五連隊210人(2泊3日予定)と、

それより遥か遥か長い距離(11泊12日)を同じ日に無事に踏破、

下山して英雄扱いされた弘前隊第三十一連隊37人の、

口止めされて隠されていた真実と、

その時実際に起こった不思議な話を、初めて知りました。

 

 

 

今年の初めの八甲田山

 

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ごおおおおおお

 

吹雪と強風で、吹き飛ばされそうです。

 

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こんなところを昔の装備で越えようとするなんて・・・・、

絶句です。

 

しかも夏でも強風が吹き荒れる難しい山。

 

驚くことに弘前隊は、はるか南の十和田湖をぐるっと回る長いルートを、

積雪数メートルのこの時期に踏破してきているのですが、

実はこのとき、5日目からの難ルートの案内に雇われたのが、

八甲田山のマタギ、沢内鉄太郎ほか5人の若者で、

彼らはほとんど休むことも食べることも許されずに命懸けで働かされた末、

福島大尉というリーダーが、疲労困憊の彼らを用がすんだら山中で見捨て、

「ここで見たことは他言すべからず、言えば牢獄に入れる。」

と脅して口止めしたそうなのです。

のちに鉄太郎ともう一人は凍傷やそれが原因となって亡くなったが、

なんの補償も弔慰金も無く、兵士のように靖国に祀られることも無かったと。

 

 

沈黙を守っていた一人が28年後にたまたま話し、

その事実を小笠原狐酒という記者がコツコツと調べ、

それを読んだ新田次郎が脚色し、

八甲田山死の彷徨」がベストセラーになったそうです。

事実を追及して書いていた狐酒は、平成元年に失意のうちになくなったと。

 

28年間、家族にも話さなかったなんて・・・。

 

 

青森隊が遭難しているとは知らない夜中の2時ごろ、

彼らは迫りくる人影と出会ったと言います。

 

冬の八甲田山の厳しさやマタギの人々、

真実と小説の間の深い谷のことなど、

いままでほんの少しでも見たり聞いたり体験したりしたことの、

いろいろなことが胸に深く浸みこんでくるような第一話でした。

 

 

その他、知ってる話もあったのですが、

ことさらすごかったのが、「四つグマの崇り」

というお話です。

 

今までコワイ話たくさん聞いたこともありますし、

自分で多少体験したこともあると思ってたんですが・・・・、

正直これほど凄まじい話は今まで知りませんでした。

 

というか、

大人になってから、この手の話で初めて芯からゾッとしました・・・・。 

 

状況がリアルに想像できるだけでなく、

目が釘付けになったのはこの写真。(載せていいのかな・・・?)

 

 

 

獲ってはいけないコグマの首を吹き飛ばした人が、

「白い着物を着た女が、クマの首を抱いて立ってる」と叫んで

指さしたと言う滝の写真。

 

 

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なんにも感じない?

 

オーケーです!!!!

 

 

 

もうこれは実際にこの本を読んでみてください。

 

この他にも大鳥池の怪魚タキタロウを実際に見た人の話とか、

マタギの見る世界と、彼ら山の守り人の大切にしているものが

すごくよくわかる素晴らしい本です。

(泳がなくてよかった・・・・。)

 

 

 

私ファンタジーが大好きなんですが、

この本のいちばん凄いところは、

これが事実だと言うことだと思います。

 

 

ワタクシ的に超おススメ!!!!

 

             

 

読んで面白かった!!!ていう方は、

ぜひ教えて下さいね!!!ナカ―マ