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山と自然。日常のあれこれの雑記ブログ。

どうしても叶えたいたったひとつの願いと、割とそうでもない99の願い。「十二大戦」最終話を見て

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© 西尾維新・中村 光/ 集英社・十二大戦製作委員会



「異常に殺す・卯の戦士」

筋肉ムキムキの裸バニ―ちゃんで、どうみても変態のネクロマンチスト

(死人使い)です・・・・・ごちそうさまでした

 

 

 

「十二大戦」終回みました!?

いろいろびっくりしすぎて、

いやまだ頭のなかが混乱状態なんですけど。

 

なにがびっくりしたって、

寝住くん100の戦略を同時に実行して、

うまく行きそうなひとつの現実を選択するという能力(!)の中で、

他の戦士たちと

『この大戦の優勝者に与えられる、 たったひとつの願い』

について、それぞれの本音を聞いていたこと。

 

 

いっちばん驚いたのは、

戌の戦士、ドツク

耳付きのあの悪い顔で保父さんやってて、

助けた女の子を育てるのが生きがいになってるって・・・。

 

エプロン姿の目玉焼きで『どうよ?!』

なんて顔しちゃってえ!

 

 

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 犬エプロン・・・・

 

 

そして最凶の卯の戦士の願い、

 

『世界中のみんなと、お友達になりたい。』

 

 

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 寝住くんも見てるこっちもドン引きです・・・全世界ゾンビ化計画。

でも切ないね・・・。

 

 

エンディングに流れてきた絵は、

それぞれの戦士の願いや日常だったんですね・・・。

 

願いを叶えたのはたったひとり、寅の戦士。

 

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そして見た目のクールさと違って、

驚くほどめっちゃ弱かった現役高校生の寝住くん

99回のうちの数十回、自らの死を体験したという

過酷な能力ハンドレッドクリック。

 

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戦った丑・申・卯の戦士を思う・・・絵かわいいネ!

 

 

 

 そして優勝者として「どんなことでも願っていい」という願いを、

彼は非常に悩みます。

 

 

「砂粒を生き返らせよう!!!」と決めると

「いや、正しい奴だからって生き返らせて、それでいいのか?

 だいたいあいつはそれを喜ぶのか?

 第一生き返ったら元と同じ人間なのか・・・?」

 

「人の心を読みたい」

「人間不信になるよ?」

 

「偉くなりたい」

「その偉さをきっと維持できない」

 

「人生をやり直したい」

「人生もう一回はキツいわ」

 

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「豪邸に住みたい」

「戦闘機が欲しい」

「妹が欲しい」

「霊が見たい」

「アイドルになりたい」

etcetcetcetcetc・・・・・・・・

 

と、思いつくとそれに対して打ち消すような疑問が湧いて大混乱

 

 

ドゥデキャプルという謎の十二大戦の司会者

 

「叶うという、たった一つの願いを

   百個に増やして欲しいでもOKですよ!」

 

と言われたのに、

 

「忘れさせてほしい!!!!」

(たったひとつの願いを叶えられることを)

 

と泣きながら願います。

 

 

・・・・なるほど、

本当にやりたいことなんかない。

 

 

・・・・ここでなぜかめっちゃモヤりました

 

 

 

このラストシーン見てて、

「やりたいと思うこと100個書きだす」

っていうのを思い出しました。

面白そうだなと思って、自分も前に書いてみたんですけど、

ぜんぜん100とか行かないんですよね・・・・。

無理やり頑張っても70個ぐらいだったんですけど、

いま見返して見ると、ほんとに割とどうでもいいことも入ってて、

どうしても叶えたいたったひとつの願いがあるとしたら何だろう?

と考えてしまいました。

 

 

だいたい最初に書きだしたものが、自分が本当にやりたいことで、

後から書いてるものはそれをどうしたら実現可能かの

道筋になっているような気もします。

いくつかは既に実現しているので、

(世間から見て他愛もないことばっかりですが・・・)

そこにラインつけたり消して書きなおしたりするのも

非常に自分の変化が分かって面白いし、

自分の気持ちや方向転換、どの程度進んだのかもわかって面白い。

 

 

究極のはなし、願いって、立場や状況、環境によって

いかようにも、どんな風にも変わってくると思うんですよね。

 

もし自分が病で、明日をも知れぬ命なら、

どうしても叶えたいたったひとつの願いは、

「生きたい」になるだろうし、

 

最もその時に「必要」なものがいちばん強い「願い」になる。

 

そのもっと大本は、自分の本性が求めるものというか・・・。

 

 

 

寝住くんだって、「戦争がなくなる」とか、

十二大戦の根幹を揺るがす願い、

十二大戦のシステム自体を破壊することを

願うことも出来たんじゃないかな。

(原作には逡巡するシーンに入ってるのかもしれませんが・・・)

 

 

叶えたい願いは、やればやるほど、

近づけば近づくほど、見える景色が変わるもの。

 

根本のそれぞれの本性の持つ願いは、

実はそこに近づかなければなかなか見ることができなくて、

その手前に無数のたくさんの小さな目標を作ってクリアすることで、

少しずつ、見える景色が変わっていくのじゃないでしょうか?

 

そこにたどり着くのに絶対に必要なのは、

それをやったという、小さな成功体験の繰り返しじゃないかなと、

さいきん思うようになりました。

 

願いを叶えるために、

取れる手段もたくさんあるし、あまりに上手くいかないことには

方法を変えてみたり、違う角度から手を変え品を変えてみる。

もし根本からの願いなら、

決して手放すことはないと思うんですよね。

 

見て見ないフリ、というのは出来ると思うのですが、

その願いは手をつけないことで、

どんどんと自分のなかの不完全燃焼の澱(オリ)

のようなものになってしまう気がします。

 

 

 

 「この願いが叶ったら・・・?」

ここでこそ使えばよかったのにハンドレッドクリック。

 

願ったらどうなるのか体験してみたらよかったのに。

 

 

 

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寅ちゃんの可愛さは最強。

どうしても叶えたいたったひとつの願いを、

最後の瞬間に叶えた真っ直ぐさ。

 

 

 

来年に向かって、これから何が本当に自分に必要か、

なにを不要なモノとして切り捨てるべきか、

これきっかけにいろいろ書きだしたものを見直したりして、

頭の中の断捨離がますます進んだ最終回でした。

 

おもしろかった!!!

 

なお「十二大戦対十二大戦」という、

恐ろしいものがあるそうです・・・・

アニメ化なるか!?