おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

山。

暑さ寒さも彼岸まで。富士山探検隊

あまりに夏の初っぱなから暑いので、 涼しい気分になれそうな記事をお送りします。(エライ) 暑いですね。少しでも気分が良くなりますように、涼をお届けします。(音量注意) pic.twitter.com/COInm4jh16— ねこしっぽな@mountainguide (@amoamoi2012) 2022年…

ふしぎな生き物。夏のお薦め予防グッズ

この生き物、いったいなんだろう・・・? ある夏の日、海が見たい(あわよくば泳ぎたい)と 東京からいちばん近そうないなげの浜(東京湾)で散歩していると、 謎の生物!!! 一体なんなのコレは・・・? クラゲみたいだけど体の一部? 周りには他の部分は…

鷲羽池と北鎌尾根。

鷲羽池 北アルプスでいちばん好きな光景のひとつ、鷲羽池。 黒部川の源流に、鷲が翼を広げたような姿で立つ 鷲羽岳の中腹に昔からある池で、 有名な版画家吉田博もこのほとりでビバークをしながら 北アルプスのスケッチをしていたようです。 明治時代に日本…

まつろわぬ国、岩木山神社と岩木山。東北の旅4

さて、次に足を延ばしたのは岩木山神社(いわきやまじんじゃ)。(←順不同) いつものように何の前知識もなく、ただ気になったという理由です。 岩木山神社楼門 立派な巨樹に守られた長くてまっすぐな参道を歩いて来て、 真っ赤な楼門にびっくり。 ちょっと…

高尾山のたからもの。

日本でもっとも登山者の多い高尾山。 以前はお散歩圏内だったので、 散歩に出かけたり、人のいないルートをご案内したり、 自分自身も癒されによく訪れていました。 とても記憶に残るいくつかのシーンがあります。 樹上のセッコクラン。 そして暑くなると水…

光る雲。

アルプス縦走中に、光る雲が押し寄せるのを見ました。 山嶺を超えて押し寄せる雲海。 光を放つ。 強く輝いて、力がみなぎる。 ゆっくりと形が崩れ、 まるで氷河のよう。 常念岳から蝶ヶ岳に向かう途上でも見た、 早朝の東西の稜線で雲海が真っ二つに別れてい…

ファースト・インパクト。出羽三山

なんでもファースト・インパクトって尾を引くというか、 その後々までけっこう影響しますよね。 山とかもその時の印象とか出来事が、長く心に残ることがあります。 月山で出会ったスイスガール。 羽黒山はその歴史と美しい建築物の数々、 そして博物館収蔵の…

不思議な話。長南年恵という女性

かなり前の話なんですが、 数人の方に頼まれて、羽黒山・月山〜湯殿山のガイドの下見に行った時に、衝撃の出会いがありました。 ルートの確認と良さげな場所をいくつか見つけて、 面白い出会いもあったりして、非常に満足して下山し、 最後にこの出羽三山で…

春と夏の間。

4月の下旬に白谷沢から棒ノ折山に久しぶりに行ってきました。 よく沢登りコースと書いてありますが、 ゴルジュの中は小さな沢で、沢靴とかは必要ありませんし、 雨でなければ濡れません。笑 両手を使ってよじ登るところも少しありますが、 関東では珍しいゴ…

八ヶ岳ブルースカイ。

北八ヶ岳に行ってました! 右手が縞枯山 蓼科山 北アルプスの山々 富士山はどこから見ても富士山 大好きな甲斐駒ケ岳 ちょっといろいろな分かれ道がありました。 自分がものすごく自由を感じられなくなっている事に気付いて、 なかなかショックでしたが、 年…

紅葉と緑の苗場山。

だんだんと天気が晴れに変化していく瞬間。 今年の9月の終わり、 紅葉と緑の苗場山に行ってきました。 巨樹の間を抜けて行きます。 小赤沢から沢に沿って登るルートは、 変化があって人がいなくて、私の大好きなルートです。 登り始めの3合目からは、巨樹の…

白馬鑓温泉から白馬岳。

9月中旬のある日、 白馬鑓温泉と白馬岳に向かいました。 白馬岳の大雪渓 この3日間は最初から雨だったのですが、お天気がだんだん悪くなっていく予報でした。 たくさんのコゴメグサ。 白馬鑓温泉は2020年はコロナにより休業、今年2021年も休業し、 この猿倉…

錦秋の加賀白山。天上の楽園

小屋閉めとなる10月16〜17日の最終日、 ゲストの方とご一緒に、個人ガイドで白山に行ってきました。 白山頂上 御前峰(ごぜんがみね) 石川県と福井県と岐阜県にまたがる白山国立公園の最高峰。 標高2702mの活火山です。 命の水を供給してくれる巨大な霊峰。…

紅葉の榛名山と榛名神社とよろいをつけた古墳人。

先日山ガールの皆さまと、 紅葉の榛名山を堪能して来ました! 榛名富士 みなさん、榛名山というとこの榛名富士の美しい姿を思い浮かべると思いますが、 蔵王とか赤城山と同じく、実は榛名山という山はありません。 上から見るとよくわかるのですが、 火口湖…

紅葉の会津磐梯山。

今年の10月の上旬、2週続けて東北の4座に行きました。 この時期人気の山の一つが会津磐梯山。 磐梯山からの眺め 毎年各地の紅葉は1〜2週間ぐらいずれたりもあるのですが、 磐梯山の紅葉は見事でした。 ただ赤くならずに黄色でもう少ししたら落ちてしまい…

2021年9月19日の北アルプス地震についてのまとめ。

一昨日の9月19日午後5時18分、 北アルプスの山岳地帯を震源とする地震が起こり、 被害の様子がだんだんと入ってきています。 現在までにわかっている事や、動画などを急ぎまとめました。 何かあれば追記したいと思います。 www.youtube.com 地震発生時、北…

7年後の木曽御嶽山。

噴火から7年経つ木曽の御嶽山。 日本で最も西に位置する3千メートル峰で、 その巨大な山体は、富士山よりかつて高かったと言われる霊山です。 二の池ヒュッテの夜明け 不思議なことに山に行く2週間前から食欲がほとんど落ちて、 なぜか肉が全然食べられな…

2年ぶりの富士山周遊。

梅雨明け前の7月の前半。 去年はコロナで全面登山禁止になっていた富士山をめぐる旅を ご案内しに行ってきました。 視界数十メートル。 この3日間は雨の予報で、 数日前には熱海で土石流が発生しているほどの大雨。 今回は珍しく静岡側から向かいます。 多く…

石垣島・由布島・竹富島・西表島から斎場御嶽。

かわいいな! 高尾山の駅で久しぶりにお会いしたお客さまに、 「うちの仲良しの山のグループの人たちで、 沖縄の最高峰・於茂登岳に登りたいんだけど。 お願いできる?」 モチのロンです! というわけで、やってきました沖縄は由布島。 え?なんで於茂登岳な…

北アルプス薬師岳の母子グマ。

ちょっと前ですが、 北アルプスの薬師岳で母子のクマに会いました。 薬師岳はその雄大で巨大な山体で、 飛行機の窓からも一目でわかります。 いつものように折立から、この時は5時間以上かけて太郎平まで、 沖縄の仲良しのお客さまたちとゆっくり登ります。…

忘れられない遠山郷下栗の里。十五社大明神と民宿みやした

十五社大明神の内部 信州 遠山郷 下栗の里。 日本のチロルと呼ばれる標高800〜1000mの急斜面に存在する里です。 南アルプス光岳(てかりだけ)や聖岳(ひじりだけ)に行く時に、 いつもお世話になっていた宿がありました。 赤い櫓が目印 本当ならあの…

霊峰白山。天空の花園

霊峰白山山頂 翠ヶ池 富士山・立山とともに、 日本三大霊山と呼ばれる白山。 富山・石川・福井・岐阜の四県にまたがる両白山地の中心であり、 その最高峰です。 716年に修験者泰澄が36歳で初めて登頂し、開山したと伝わっています。 8年後に白山山頂で…

カタクリと桜満開。2021年の春の低山

高尾山山頂 3月末、カタクリと桜の山を見るために、 お客様と関東の山に行ってきました〜 山嶺から見る桜 今年は観測史上もっとも早い桜の開花だったそうで、 3月11日の広島の開花宣言に始まり、 12日福岡・東京・松江・長崎と開いて行って、 私のいる…

満月のナイトウォーク。

忘れることの出来ない美しい景色というものがあります。 満月の高尾山山頂。 新月や満月、様々なタイミングでよくナイトウォークを開催していたんですが、 特に美しかった晩のことを覚えています。 暮れていく高尾駅 この日は日が暮れる前から、空がとても美…

錦秋の鳳凰三山。

秋と言って思い浮かぶのは、 南アルプスの鳳凰三山。 夜叉神峠からゆっくり2泊で、 秋の紅葉と青くて高い空と白い岩山を愉しむ。 紅葉の樹林帯を行く 今回のルートは南から北へ、 登山口→夜叉神峠→南御室小屋→砂払岳→薬師岳→ 観音岳→赤抜沢ノ頭→地蔵岳→鳳凰…

宝石のような青い湖水とブルーポピーと白い馬の国。

世界には信じられないような美しい場所というのが、本当にあります。 宝石のような青い九寨溝の湖水 中国の四川省九寨溝の自然は、 ほんとうに圧倒されるような美しさを内蔵しています。 四川省の首都、成都から450km、車で8〜10時間以上かかる アバ・…

青と赤のオッドアイ。雌阿寒岳

北海道阿寒湖の南西にある 雌阿寒岳(めあかんだけ)。 じつは阿寒岳と名のつく山は二つあり、 阿寒湖のすぐ東にある雄阿寒岳(おあかんだけ)と この雌阿寒岳(アイヌ語でマチネシリ)が あるのですが、普通阿寒岳と言ったらこの雌阿寒岳を指しています。 …

エメラルドグリーンの火口。蔵王縦走

エメラルドグリーンの火口湖、蔵王山 蔵王山。 かつては火の山として恐れられ、 大和国の吉野から蔵王権現が勧請されたことで、 西の出羽三山に対し東の蔵王として、 水神や農業神として信仰を集めた霊山。 荒ぶる火の山は現在、 火口にまるでエメラルドグリ…

ストーブ列車と雪の八甲田山の旅。

寒い寒い、青森の冬。 あったかいダルマストーブのある列車の車窓から、 流れて行く雪景色を楽しむ。 ストーブ列車の懐かしさを覚える車内。 津軽鉄道線の五所川原駅から津軽中里駅まで、 毎年12月から3月までの間、 1日3本のストーブ列車が出ています。 な…

雪のあだたら山、くろがね小屋。

あだたら山にはくろがね小屋という小屋があります。 2019年3月末の、あだたら山の様子です。 山に入るとまだまだ雪が深く、 山の春とは、地上と違ってまったくの雪山。 無雪期のあだたら山は、誰もがのんびり景色を楽しみながら登れて、 ロープウェイを使え…