なんと2018年もはやひと月過ぎて・・・・
2月!!!
スーパーブルーブラッドム――ンやら、
大雪やら草津白根山の噴火やら、
のっけからしゅごい勢いです2018年戌の年。
ぜーはーぜーはー
もう疲れたぜ・・・・
さて、一年に一度はお仕事で北海道に行くことが多いのですが、
山から下りてきて阿寒湖温泉に泊まるのがすごく楽しみで。
阿寒湖の周りには、アイヌコタンのお土産屋さんがあったり、
冬は凍った湖の上を歩いたりも出来るそうなんですが、
ここの温泉が大好きなんですよね~~、そう鶴雅ウイングス。
いつも泊まるのは同じ系列の花ゆう香さんという湖の並びにあるホテルで、
こちらの食事やアットホームさが大好きなんですが、
ここの宿泊者は鶴雅ウイングスのお風呂に無料で入れて、
15分おきぐらいに送迎バス(歩いても数分)まで出してくれるので、
時間が無くても必ずお風呂に入りに行くんですが、
鶴雅ウイングスの屋上が一面のプールの様な露天風呂で、
透明な囲いごしに阿寒湖が見えるんですが、
ちょうど目の錯覚を利用していて(たぶん)
高いところなのに、阿寒湖につかっているような
不思議な感覚になる大露天風呂なんです。
母親連れていきたい・・・・
(地下のお風呂と男女時間入れ替え制なので、
行かれる方は確認してくださいね!)
いや~~~、でかいでかい。
そして鶴雅ウイングスは入り口からまるでギャラリーのような
非常に上品な作りで、入ってすぐに
いつも圧倒されるすごい木彫があるんです。
ロビーギャラリー
「イランカラプテ」
アイヌとアラスカ先住民の宇宙観があわさったような
トーテムポール。
アイヌの神、梟の舞いでしょうか・・・。
いつもこのクマの親子や鮭の様子と川の流れがあまりにリアルで、
目をしばらく奪われてしまいます。
作者は藤戸竹喜(ふじとたけき)氏という方で、
絶滅したオオカミやヒグマ、ラッコやシャチ、ザリガニや蟹、
そしてアイヌの人々など
まるで命そのものの、本当に素晴らしい木彫の数々を
創作していらっしゃいます。
ぜひ阿寒湖に行かれることがあれば、
実物を見てみてくださいませ。
なお現在大阪のみんぱく(国立民族学博物館)で、
2018年1月11日~3月13日まで「藤戸竹喜の世界」が開催されています!!!
開館40周年記念企画展 アイヌ工芸品展「現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界」 | 国立民族学博物館
行きて~~~~!!!
阿寒の藤戸民芸店「熊の家」は、地下にアイヌ民族資料館があり、
藤戸さんの作品と合わせて見学ができるそうです!(無料)
知らんかったああああ
↑ 鶴雅ウイングスの目の前でしたあ・・・・
(鶴雅のギャラリーでは、フチのアイヌ語りなども聞くことができます。)
おまけ
6年以上前かもですが、
ドイツ第一国営放送制作の動画に、藤戸さんが出てるのを発見しました!
(なお語りはドイツ語)
Indian chief & Harley Davidson / 浦洋一、藤戸竹喜
藤戸さんの彫刻を見ていると、
心がふわりと軽くなって、
自分ももっと生き生きした動物の絵が描きたい、
と思えてくるのが不思議です・・・・
ぜひ阿寒湖に行ったら温泉やアイヌコタン、
そして藤戸さんの彫刻を見て見てくださいね。
藤戸竹喜氏は、2018年10月26日
多臓器不全でお亡くなりになりました。
本当に残念です。
一目見て心に深く残る素晴らしい作品は、
藤戸さんの見たもの、感じたことを
たくさんの人々に伝えてくれる力を持っていると思います。
ご冥福を心からお祈りいたします。
ありがとうございました。