ふわ~~~、なにここ・・・・・。
まるで古代の石の回廊・・・。
最初からわくわくが止まらない。
またもやってきました房総半島。
のっけからロープセクションの足場の悪いザレ。
巨岩のトンネルをくぐったりして、
辿りつくのはまるでラピュタのような・・・・
わあ、生命の樹みたいです・・・。
遥か上に巨大なスズメバチの巣が。
あれ初めて見る相当おおきなサイズです。
たぶん私のひと抱え、体の幅よりあるハズ・・・・。
すごおい
ロープかけてくださった先人の方、
ありがとうございます。
使わせていただきました!
よっこいしょ
いや~~~ホントにおもしろい!!!
冒険心や探検心をすごく刺激してくれるルートです。
ここから落ち葉に埋もれた細い道が続き、
まだまだ様々な変化のある急斜面を登り切り、
山頂から「地球が丸く見える展望台」へ。
めちゃくちゃ暖かくて大展望www
伊豆半島や大島も見えます。
そして先日の富山も。
さてここで終わりではありません。
冒険ルート自体は前半の1時間半~2時間ぐらいですが、
ここから絶壁の石舞台など、
見どころがたくさん。
まるでラピュタの廃墟です。
崩落の恐れがあるので、あまり近付き過ぎないように。
岩壁にはクラック(ひび)も入って来ています。
岩舞台。
放置されたブルドーザーや、
採石機械が、ますますラピュタ感を盛り上げてくれて、
シ―タ・パズ―・ド―ラが出現してしまったのは、
言うまでもありません・・・。
(遊びすぎ)
ずっとBGMにラピュタのテーマ曲が後ろから聞こえてきましたw(≧∇≦)♪
ここではコンサートなどが行われることもあるようです。
実はこの鋸山(329.4m)は、房州石と呼ばれる石の採掘場として、
江戸時代から1985年まで石を切りだされた歴史があり、
横須賀軍港・東京湾要塞・靖国神社や早稲田大学構内にも
使われているのだそうです。
車力道といわれる道は、石床がなだらかにカーブを描いて
えぐれており、重い切り石を積んだ車のわだちが残っていたりして、
ものすごい重労働だな・・・と思っていたのですが、
なんと当時は女性の仕事で、
一日3往復もしていたのだと聞いてびっくり Σ(っ゚Д゚;)っ
この山の本当の名前は、
乾坤山(けんこんざん)。
乾坤とは、天地。
その名前通りに迫力のある山容です。
有名な地獄覗きの上に、人が見えます。
なんかマチュピチュっぽくなってきたぞ・・・。
ものすごい絶景です。
まさに石の要塞。
たくさんの見どころをいくつも越えていくと、
ふわっ、まるきりインカの遺跡・・・・・!
あの道はどこへ・・・?
どれだけの石や人が通って、
いつ作られた道なのでしょうか?
歴史の流れを感じます。
ここが鋸山と呼ばれるようになったのは、
石が切り出され、この要塞の様な、鋸の刃のような
姿になったからなんですね・・・。
鋸山へはロープウエイから日本寺の境内にアクセスし、
日本でいちばん大きな石の大仏や五百羅漢、
百尺観音という巨大な磨崖仏や地獄のぞきなど巡れます。
そこから山頂までは絶壁階段の急な登りなどが続きます。
日本寺の入山料は600円。
房総の山は実は結構迷いやすく、
鋸山は派生ルートもけっこう多いので、
分岐点の看板などはしっかりありますが、
山頂に行かれる方は、山の装備をお持ちになることをおススメします。
山の装備とは・・・
①まずはトレッキングシューズなどの滑りづらく、防水性の高い靴。
②フリースなどの防寒着とレインウエア。
③ザックに飲み物と軽食。
④なるべくヘッドランプ。
以前、房総で遭難騒ぎがあったんですが、
実はとても分かりにくくて、特に人があまり入っていない所は
非常に迷いやすいです。
しかも標高は低いような気がしますが、
ほぼ海から立ちあがっている山なので、非常に急です。
ルートをはずして迷いこんで下ってしまうと、
滑落の危険が大きいです。
よくお話しすることなんですが、
「山の危険は高さには関係ない。」
これホントです。
まだまだ新たな発見がありそうな鋸山。
私もしばらくあんなとこやこんなとこと
気になる場所の探索を続けようと思ってます!