おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

竹生島と磐船神社と石の宝殿と太郎坊宮。4

さていよいよ最終回。

鞍馬山のナイトウォークから、竹生島以外は

なぜか全てか巨石洞窟の地下世界の闇を歩

という不思議な旅が続きました。

(決して狙ったわけではありません。えええ決して😅)

 

 

赤神山の山中にある太郎坊宮(阿賀神社)。

到着したときに、はっきりと見事な赤神山の三角錐の山容が、

暗くなった空に浮かび上がっていました。

暗闇でもわかるほどの、素晴らしい形の岩山です。

出来たら昼間に来たかったなあここ。紅葉の時期も美しいらしいです。

夜もとても良かったですが。

 

太郎坊宮(阿賀神社)の鳥居

太郎坊宮(阿賀神社)の鳥居

 

この赤神山に現れたのは天狗の太郎坊と言われていて、

皆さんご存知の天狗の像は、大きな鼻とうちわを持った大天狗の太郎坊と、

少し小さくてカラスの顔をした小天狗(カラス天狗)だと思います。

ちなみに太郎坊の弟の次郎坊は、京都の愛宕山とか、

鞍馬山に住むと言われているようです。(これが義経に兵法を教えた鞍馬天狗ですね。笑)

 

天狗と山岳修験道と日本の山は深く深く結びついていて、

ヨーロッパや海外の登山とは、全く違う成り立ちを持っています。

 

 

参集殿の駐車場についてすぐ日が暮れました・・・

参集殿の駐車場についてすぐ日が暮れました・・・

 

ギリギリ社務所でご挨拶して、この時は御朱印を頂けました。

太郎坊宮は表坂と裏坂の二つの参道があり、

まずは反時計回りで表坂から拝殿・本殿にご挨拶して、

少し戻って山頂に向かい、またぐるっと回って裏坂から下山しました。

(写真はちょっと順不同なところもあります。)

 

十二支の辰と玉

十二支の辰と玉

 

阿賀神社の本殿と拝殿は、岩壁に寄り添うように登る道に作られていて、

天空の参道とも呼ばれるなど、

途中の展望も素晴しく、その二つの間に夫婦岩があります。

 

流れ落ちる一筋の水

流れ落ちる一筋の水

 

お瀧場か池?

 

暗くてよく見えなかったのですが、

お瀧場か池のようです。

 

だんだん夜景が見えて来ました。

だんだん夜景が見えて来ました。

 

拝殿の奥から、とても気持ちの良い風が吹き抜けて行きました

拝殿の奥から、とても気持ちの良い風が吹き抜けて行きました

 

岩壁そのものが御神体

岩壁そのものが御神体

 

ついに来ました、夫婦岩。

ついに来ました、夫婦岩。

 

高さ12mの夫婦岩

高さ12mの夫婦岩

 

左側が女岩、右側が男岩と呼ばれるそうで、別名は「はさみ岩」。

正直者でない人が通ると、挟まれてしまうそうです。

この奥に本殿があります。

 

人ひとりようやく通れる幅


幅は約80センチメートル。人ひとりが通れる感じです。

これも何か天の岩戸みたいですね。

 

本殿の灯りが見えました。

本殿の灯りが見えました。

 

街の灯りと夜景


本殿をお参りしたら、いよいよ山頂に向かいます。

 

龍神の御霊水の脇にある、ハイキングロードを進んで山頂を目指します。

龍神の御霊水の脇にある、ハイキングロードを進んで山頂を目指します。

 

龍神の御霊水から約20分ぐらい、しっかりした登山道をたどっていくと

 

赤神山(太郎坊山)の山頂。標高350m

赤神山(太郎坊山)の山頂。標高350m


赤神山の北峰です。南峰は御神域として、立ち入り禁止になっています。

立派な磐座です。

明るかったら素晴らしい眺めだったと思いますが、

夜景も本当に素晴らしい。

 

そして夜の山頂は特別です。

 

山頂からの夜景

山頂からの夜景

 

 その昔、天智天皇や大海人皇子、額田王が狩をしたと伝えられる蒲生野と呼ばれた平野。

いにしえのその時も、赤神山はここにあったに違いないですね。

天の岩戸のような夫婦岩と言い、

これだけ際立った山容ならば、彼らの目に入っていないはずはないんじゃないかと思います。

 

7千万年前の火山活動で出来た山頂の流紋岩

7千万年前の火山活動で出来た山頂の流紋岩

 

岩の赤いところは辰砂(水銀朱)だということですが、

日本では丹生(にう)がつく地名は丹朱が産出される場所として有名ですね。

暗くてあまり良い写真がなかったのですが、

たくさんの見所があるので、

またぜひ明るい時間にゆっくり訪れたいと思っています。



カラス天狗がピュ〜〜ッとお見送り。

カラス天狗がピュ〜〜ッとお見送り。

 

 

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