おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

不思議な話。ブラウン管に現れたオーロラ

山怪・参

山怪・参



 

先日【山怪・参】を本屋さんで購入して、

一気に読み終わってからふと記憶の底から思い出したことがありました。

 

 

大昔に南阿佐ヶ谷の着物屋さんの離れを借りて住んでいた時の話。

 

友人からテレビを譲ってもらって宅急便で届いたのだけど、

不具合でぜんぜん映らなくて見ることが出来ない。

友人に電話で確認しても送るときは全然問題がなかったというので、

配送した会社に電話をかけたら若い男性が来て、

どうやらどこかにぶつけたかで責任を取ります、という話になりまして。

 

そしたらその男性が

「自分はもうやめるので、申し訳ないですがちゃんと映るテレビと

 お取り替えしますので、それで弁償させてもらってもいいでしょうか?」

 

と言われたので深くは考えずに

「とりあえず見れるならそれでいいし、

 譲ってもらったTVも中古だし。」

とそのお兄さんが後日持って来てくれたTVを受け取りました。

とてもいい人でなかなかハンサムだったんですけど、

設置が終わったあと、

「僕と付き合っていただけないですか?」

と言われたので、さすがにお断りしました。

 

家に上がってそれはないよね。

 

 

で、それからどのくらい経ってからか忘れたんですけど、

夜中に布団に入って明かりを消してTVを見ていて、

寝ようと思ってスイッチを押して消したら、

真っ暗なブラウン管の画面に、カラーで逆さにしたオーロラみたいな光が

浮かび上がって仰天。

そしてそれは消えることなくユラユラ揺れています。

 

一瞬オカルト!?と焦りましたが、ブラウン管の不調かな?

と思ってあまり気にしませんでした。

ところが夜中に目覚めてもそれは存在感を持って揺らめいていて、

しかも一晩では終わらなかった。

見るたび形もいろいろ変わって、綺麗な発光体となってユラユラ動き続けることが

結構続きました。

「爆発したり火事になったりしないかな?」

 

そのうちだんだん慣れてきて、

寝ながら「キレイだなあ・・・」と、真っ暗な部屋のTV画面に

オーロラがゆらめくのを楽しむようになりました。

 

その当時は電気屋さんや人に聞いても

「そんな話は聞いたことがない。」

と言われて正体がわからなかったんですが、

 

テレビのブラウン管は、

もともとオーロラと同じ真空放電の研究から生まれた

 

 のだそうです。

 

第9回「テレビのブラウン管」の巻|じしゃく忍法帳|TDK Techno Magazine

 

 

じゃあ、他にもあれを見た人がいるのかなあ

まるで生き物のようにユラユラ動く、キレイな発光現象を。

今でもときどき思い出すことがあります。

 

怖い話を期待した方ごめんなさい😅

 

本当の怖い話はぜひこちらを。