北海道の山に行った時に、ちょっといろいろ起こったことがありまして。
糠平川ルートから幌尻岳に登る予定だったのですが、
到着後に台風の接近により、山中に3日間は閉じ込められることがわかったので、
残念ながら諦めて、その代わりに樽前山とアポイ岳という山に登りに行きました。
支笏湖は、噴火でできた支笏カルデラに水が溜まって出来ました。
摩周湖やバイカル湖に匹敵する透明度を誇り、最大水深360m。
田沢湖に次ぐ日本で2番目の深さです。
この時、頼んだドライバーさんがちょっと珍しい名前で、
北海道に帰った昔の知人と同じ苗字だったので話してみたら、
なんと遠い従兄弟だということで、偶然にビックリ。
で、盛り上がって話していたらそのミスタードライバーが、
突然「自分の妻と娘に霊感がある!」と話出して面白がっていたら、
これから行く樽前山に昔、まっ昼間にUFOが大量に出現して大騒ぎになって
新聞にも載ったんだけど、当時自分は麓の高校に通っていて、
実際に学校の窓から大勢で見ていた、と。
そしたらその時一緒だった2人のガイドが、両方とも北海道出身だったんですが、
「俺もUFO見たことがある。」
「俺も10mぐらいのところで見た。」とか言い出してビックリ。
2人ともスキー場で見たという話だったんですが、
その車に乗っていた中で3人がUFO見たことがある、
しかも3人とも北海道出身とかって、どんだけUFO出現してるんだって話ですよね。
(ちなみに1人はちょっと怪しいなあと思う人なんですが、
もう1人は非常に信頼しているガイドで、北海道の山はこの人がいいですよ〜〜
ってオススメしているぐらい。こんな事で嘘つかない人。笑)
で、その時ミスタードライバーが
「昔UFO呼ぶ基地みたいなものを作った場所がある。」
というので是非行ってみたいと。
かなり昔に閉園したようです。
ちょっとインカの遺跡のような階段状の作りになっています。
夏場はマムシがいるとかで、気をつけながら登ってみました。
展望が良くて、ここでUFO呼んだりしていたんでしょうか。
とか思っていたら・・・
なんとこの場所はもともとアイヌの神様、
オキクルミカムイの住まう聖地で、儀式も行われていたのだと。
そんなところにこんな物作っちゃっていいの!?
この近くには義経神社もあり、源義経の遺品があるそうなんですが、
北海道まで落ち延びたという伝説が残っている場所で
このハヨピラにも昔、義経を祀った祠があったそうなのです。
昭和39年(1964年)に派手な構造物が作られて、
世界中から人が訪れたそうなので、ちょうど前回のオリンピックのときですね。
今は訪れる人もほとんどなく、静かな時を取り戻しているようです。
ただそれ以前の姿は失われてしまって久しい。
もともとはどんな姿の崖があったのでしょうか。
そしてここ平取町には、萱野茂二風谷アイヌ資料館があります。
チセの中にはカムイが祀られる場所もあり、
大人や子供や年長の人たちが、楽しそうに暮らしているような
そんな姿を想像をしてしまいました。
ヌサコロカムイ(祭壇を祀る神)、ワツカウシカムイ(水の神)、
キムンカムイ(クマの神)、アペフチカムイ(火の老婆の神)、蛇の神など、
たくさんのアイヌの神たち。
イナウには性別があり、カムイによっては好む木があったり、
房状のキケは、長さや削り方や形で細分されるそうです。
軸の上が水平(男)か斜め(女)か、
根(男)と梢(女)のどちらに向かって削るか、
キケを縒る(男)か散らす(女)かなどを知ると、
ひとつひとつが生きているように思えてきます。
UFOって未確認飛行物体っていう意味なので、
田んぼで見る火の玉とか狐火とか、
ふわ〜〜って光って飛ぶものも含めてすべて入るんじゃないのかなと思っているんですが、
そんなにたくさん見られる場所や土地って、
いったい何があるんでしょうね?
近くで見たりしたらかなり卒倒しそうな気がします。
それともネコみたいに追っかけちゃうかなぁ