もう我慢出来ない!
コロナと災害級の大荒れ天気に阻まれて思うように動けない日々の限界を越え、
混みそうな場所と時間も避けて、
8月のある日に久しぶりに奥多摩にやってきました。
夏なのに、キレイな水に浸からないと死んでしまう。
日本全国にものすごい量の雨を降らせた線状降水帯。
山は大量の水を含み、どこで何が起きても不思議じゃない。
以前はすぐ近くでいつでも行けて、
庭のように気になったいろいろな場所に訪れていた奥多摩。
今住んでる千葉の空は広くて、なかなか雨も降らない良い天気が続いたりする。
山がちな奥多摩はすぐに雲が湧き雨が降る。
久しぶりに訪れたこの場所とのあまりに大きな空気の違い。
大雨が止んで2日後。
いつも行く目的地より、少し手前から歩いて行くことにしました。
なにやら大きな声がします。
鳩ノ巣小橋のたもとにギャラリーぽっぽというカフェがあります。
以前寄ったことがある気がしましたが、
今は食事がないということなので、また今度。
コンビニおにぎりとお茶は山川遊びのマストアイテムなので、
今日もそれで。
いつもと違って白濁していて水量がやはり多い。
台風や大雨のあとは、3日ぐらいは海も川も要注意です。
大丈夫に見えても中の水流の早さが全然違います。
(残念ながらこの翌日に事故が起きてしまいました)
どうやら外国の人たちが大勢で遊びに来ている模様。
一人が飛び込んだのを見て、近くに来た人にダムの放流があるので
上がった方がいいと伝えました。
(特に今は救急で運ばれても、病院に入れないかも知れない・・)
水量の多い川は流れが凄まじく、
底や岩の下に引き込まれるので海より怖い。
他の人に声をかけてくれて、
この後も何事もなかったようなので良かったです。
多摩川の本流はキャンプ場内の浅瀬とかでない限り、
ライフジャケットやカヤックがないとかなり厳しいと思います。
川幅もあり深みもある。
川の水は真夏でもものすごく冷たいので、ウエットでもない限り
あっという間に低体温になります。
何年か前は洪水でこの川が黄土色になって、
3ヶ月も元に戻らなかったことがありました。
あの時はヤマメや他の生き物たちは、一体どこで生き延びていたんだろうと思うと
生き物の生命力に驚きます。
白丸ダムです。
すでに放流しています。
右手に見える階段は、なんと魚道です。
白丸ダムの放水。 pic.twitter.com/HQHknCVbLU
— ねこしっぽな@mountainguide (@amoamoi2012) 2021年9月20日
ここから上流に登りつつ、
目指す支流までひと登り。
— ねこしっぽな@mountainguide (@amoamoi2012) 2021年9月20日
久しぶりのこの沢の水は、
不思議に驚くほど甘く感じました。
甘露とはこのことか。
ゴミを平気で綺麗な場所に投げ捨てていく人が増えましたが、
汚した水や自然は必ず自分や子供達に返ります。
そして川遊びは海より怖いと思っています。
永くこの場所がこのまま残っていきますように。