今年は自分で絵描きと言えるぐらいのレベルまで、
自分で納得できるところまで描いていきたいなと思っているんですが、
少し前からようやく自分の絵らしいものが、
なんとなく掴めてきたような気がします。
割と自分の残り時間はそんなにないかも知れないと思ったこと。
目や手や年齢を重ねるごとに思うように使えなくなる可能性や、
戦争や地震やコロナなどで、
絵を描ける平穏や平和は当たり前ではなく、
誰にとっても時間は有限なのだと改めて思い知らされました。
私の十代の頃の最初の夢は野生動物の細密画家のような
絵描きになって、カナダとかの森に暮らすというものだったんですが、
それがまったく果たされていないので、
数十年ぶりに絵に取り組んでいます。
本当は人が生きて為すことはなんでもそうなんですけど、
特に絵や作品は本人の哲学や世界をどう見ているか、
その人の内面そのものを表していると、
最近絵を描いていて、そして他の人の作品を見るたびにとても強く思います。
この一枚からようやく少し何か掴めたような気がしました。
絵の描き方どころか表現したいものも、
心の奥深くにあったので、毎日なんでもいいから描きたいと思えるものを
デッサンし続けて、ようやく絵を描くこと、集中することが日常になってきました。
使っている画材は基本ダイソーのスケッチブックと、
母親が大昔どこかで買ってきたメーカーの不明な36色と
私の小学校時代に使っていた残りのバラバラ色鉛筆、
それと千円ぐらいで雑貨屋で買ってあった小さな透明水彩の固形パレットです。
先月ようやく筆や色鉛筆、消しゴムなどを買い足したり、
ものすごく久しぶりに世界堂に行ってイラストボードを買ってきたりしました。
最初学ぶ時に与えられていた画材がいかに良いものだったか、
紙によって表現の仕方が変わってくることや、
一からやり直している感じです。
今は空間がないので大きいものが描けないのですが、
いずれ障子画や板戸の絵などを描きたいと思っているので、
またアトリエも手に入れたい。
今はなかなか難しいですけれども(笑)
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