な・・・なんと、
うっかりすっかりすごく素晴らしい場所を忘れてしまっていました!
前回で最終回とか言ってしまってごめんなさい!!!
今回はただただ美しい自然のギャラリーをお楽しみください。
さて、恐山を出た後に向かったのは、
同じ下北半島の西部、仏ヶ浦です。
途中で川内川渓谷という場所に寄ってみました。
水がとても美しい。
ここは自然の中の遊歩道ができていて、
秋の紅葉の時は非常に美しい風景になるそうです。
今も緑が本当に美しい。
そんなに大きな滝ではなく、
横に長い段差のような感じなのですが、竜神が住むと言われ、
修行や雨乞いをしたと書いてありますね。
川の事故が多く、大滝大明神を勧請したとあります。
入ってみたくなりますが、すごく水が冷たそう。
この場所は緑が本当に綺麗で、
北海道の山と自然が非常に似ています。
コロボックルが出てきそうです。
さて、少し行くといよいよお目当ての仏ヶ浦の入り口です。
これだけ豊かな自然なら、もちろんいますとも。
うおおおおおお
なんですかこの景色は・・・・・・。
まるで日本のマダガスカル(ツィンギ)だあ
2キロメートルに渡り、急峻な断崖と奇岩の連なるこの場所は、
長く地上から人が近づくのが困難で、
地元の人しか知らない秘境でした。
この場所を広く知らしめた大町桂月という登山家で紀行家が、
「神のわざ 鬼の手つくり仏宇陀 人の世ならぬ処なりけり」
と歌を読んだそうです。
いや、この風景は驚嘆に値しますよね・・・。
日本にこんなところがあるとは。
奇岩はとても大きく、
ひとつひとつがとても美しい造形をしています。
潮が満ちてくれば、また違った光景が広がるのでしょう。
火山灰でできた緑色凝灰岩が、海の侵食により作られたこの奇岩の景勝。
断崖の高さ90メートルにもなる場所があるようです。
登りたくなりますね・・・・
満潮になれば海面下になる場所は、海藻があって滑りやすくなっています。
あまり踏まないようにそっと歩きました。
青い海と白い岩のコントラスト。
侵食のあとがはっきりわかります。
ここだけ色が違って見えるのは、なぜなんでしょうね?
国の天然記念物に指定されているので、
ここでは海に入ったりはできないでしょうね、残念・・・。
ただ入れたとしても冷たすぎて後悔しそう。(笑)
ここから北に行けば、一本釣りで有名な大間です。
その向こうは北海道の函館。
自然の姿は北海道と非常によく似ています。
訪れるのはなかなか難しいかもしれませんが、
もし下北半島や恐山に行く機会があれば、ぜひこの仏ヶ浦をひと目
見てみることをお勧めします。
この場所の美しさは、自然の作り出す芸術だと思います。