1週間の東北の旅の時には行けなかったんですけど、
外しちゃいけない場所の一つでいつか必ず行きたかった龍泉洞。
ここは山のガイドの前に1人で行ったんですが、
忘れられない場所のひとつですね。
翌朝見えてきたのは岩手県岩泉の宇霊羅山(うれいらさん)。
標高600〜700mの稜線です。
宇霊羅とは、何とアイヌ語で「霧のかかる峰」という意味なんだそうです。
地中に豊かな水があることが伺えます・・・。
この下に、目的地の龍泉洞があるのです。
洞内の総延長は約4キロメートル。
そのうちの700メートルが公開され、発見された地底湖8つのうちの3つが
公開されています。
中の気温は低く、水も落ちてくるので、
カッパを用意していくことをお勧めします。
水量の多いときは、通路の上にまで水が溢れ出すほどで、
閉洞されることも。
洞内には5種類のコウモリがいるそうなのですが、
コウモリ大好きな私も、この時は見つける事が出来ませんでした。
ゆっくりお休みタイムですね。
おお・・・、
ライトアップされていて神秘的な雰囲気です。
足元の自然な色はこんな感じです。
ツルツルしていないタイプの鍾乳石ですね。
滑りやすくはないです。
入るとすぐに、この長い天然の回廊があるのですが、
実はこの床の下は深い川になっていて、
もともとは船で奥まで入って行っていたようです。
歩いて入れるように、床を貼ったんですね〜〜
真っ暗で深さのわからない洞窟の水の上を船で行くって、
ものすごい迫力だったろうな〜〜〜
今のようなライトもない時代、すごい怖さがあったと思います。
途中のコウモリ穴の奥には、おびただしい数のコウモリちゃんたちが
お休みになっていた模様・・・。
夕方のおはようの時に行ったら、ご出勤の様子が見られたのかな・・?
階段を登っていくと、最初の地底湖が見えました。
混んでいる時期は、一方通行になるらしいですね。
地底湖から35mの高さの三原峠まで登る事が出来ます。
いちばん奥の第三地底湖に。
この第三地底湖は垂直に33メートル、
そこから斜めに45メートルの先には、
ナチュラルブリッジと呼ばれる広大な広場に出て、
その先はまだまだ続くのだそう・・・・。
この龍泉洞の水はまったくチリなどもない透明度で
ドラゴンブルーと言われ、世界でも有数の透明度を誇っています。
この第三地底湖の深部は、
「言葉を失うほど素晴らしく、類例がないほど美しい」
のだそうです。
怖くて、美しい。
第一地底湖・第二地底湖の様子も素晴らしいです。
ビックリするぐらいライトアップされていましたが、
なかなか良かったです。
寒いぐらいで本当に外とは別世界。
龍の淵や、長命の泉のある中間地点。
自分のヘッドランプで照らしてみると、非常にキレイな水が流れていました。
龍泉洞には新しく発見された新洞窟があり、
龍泉新洞科学館にも同じチケットで入れますのでぜひオススメです。
龍泉洞に比べて規模は小さく、ライトアップもないですが、
なんと旧石器時代?〜縄文期にここで人が暮らしていたあとが発見されていて驚愕しました。
こんな寒くて水のある暗い穴で、人が暮らせるものなのだろうか・・・。
原始人という書き方がされていて、かなりなアバウトさが否めませんが、
ちょっと時間かけて遺物とかを見られなかったんですが、
縄文早期となっているようですね。
雪深い冬期の居住場所にしても、なかなかすごい場所だと思います。
龍泉洞に向かう前後の森に囲まれた川の周辺の景色など、
義経のみた時代の景色と変わらないのじゃないかと思われる場所がたくさんありました。
あそこで遊びたい・・・。
そしてお土産は絶対これ。
しかも瓶サイダーwwww
めちゃくちゃ美味しそうでしょ?
この他の洞窟で非常に感動したのは、
昔よく入っていた青木ヶ原樹海の本栖第二洞窟(今は入洞禁止の竪穴氷穴)と、
ニュージーランド、テ・アナウのグロウワームケーブです。
真っ暗な洞窟にボートで入っていき、
満点の星空のようなグロウワームの輝きを見ていると、
まるで宇宙を漂っているようで、軽く頭が飛びます。
また行きたいです。