台風14号が仙台に直撃コースとなった朝、
最短距離の月山スキー場からリフトに乗って月山山頂へ向かいました。
リフト止まってるんじゃないかと心配してたんですが、
下はほとんど無風状態で、
それでもリフト上駅では、台風接近による注意喚起が行われてました。
線を引いたように雲と風の流れが分かれています。
今年の月山は非常に事故が多く、
コロナ明けで2年ぶりに山にしばらく登っていない人たちが訪れているせいでしょうか、
前日もヘリが救助に2回も出たそうで、
地元では今までにない事態と警戒していました。
今日のような台風の強風では、万が一の時にもヘリも出動できません。
踏まれないように向かう先に渡してあげました。
牛首から先、山頂までは1時間ほどなのですが、
稜線越えは危険と判断して、ここから引き返しとなりました。
ここ庄内は本当にお米が美味しくて、
宿で作ってもらったおにぎりが、もうピッタリです。
風が弱まる場所まで下がって、
草紅葉を見ながらほおばりました。
山頂小屋はまだ開いていますが、
山頂の月山神社はすでに閉まっています。
こちらでお札や御朱印も頂けるようです。
史上最強クラスの台風14号の迫る中での山旅でしたが、
ありがたいことに今回は一度も雨に降られることもなく、
全員で笑いながら楽しく下山できて、
今回も恵まれたなあと、感謝しきりです。
月山周辺はかなり雨が降っておらず、
ダム湖も渇水状態だったのですが、
この後の大雨で実りのお米が被害を受けなかったかが気がかりです。
九州の宮崎も被害が甚大だったようで、
椎葉村や高千穂峡の状況を見て、
ますます不安定になる気候や台湾で起こった地震のことなど、
自然の脅威について考えています。