本当にお久しぶりの、ちーば探検隊です。
ふわ〜〜〜
あったかくて最高。
雲取山から下山して、なんと南房総に来ました。
あったけえ。
青い空見ながら寝っ転がって、
波の音を聞いていると、何もかもどうでも良くなってしまいますね・・
トンビが鳴きながら旋回しています。
さてこの南房総の大房岬なんですが、
ぐるりと歩いていると、非常に古い人工の石垣と思われるものがいくつもあって、
なんだかアンコールワットを思い出しました。
どうやら黒船がやって来た時代かその前から、
東京湾の防衛前線として、房総の岬には砦が築かれていたようで、
第二次世界大戦時には堅固な要塞が造られ、
その跡がここには非常に良い状態で残されていました。
ほほう・・
ここは国定公園になっており、
山の上の方には焚き火のサイトの造られたキャンプ場がありました。
目的地を探してウロウロしていると・・・、
う〜〜ん、ぜんぜん住めそう。
かなりの広さと構造の複雑さがあります。
奥も全部見てみたかったんですが、
この時ホテルのチェックアウトまでに岬を一周して目的地を見ておきたかったので、
ここはまたの機会に。
どうやらこの下にあるらしい。
この岬の目的地のひとつは、「弁財天の洞窟」。
ここにあるほとんど読めなくなっている解説板によると・・・、
1300年前、人々を苦しめていた海賊が役行者に捕らえられて、
この洞窟に閉じ込められ、慈覚大師に助けられて金の龍となって天に登り、
その抜け出した後がこの洞窟である。
この洞窟は奥が深く、確かめられていません。
館山の那古弁天にまで続いているとか、様々な昔話が伝えられています。
今初めてちゃんと読みましたわwww
あれ、これ不動滝の伝説と途中が同じでは・・・?
おおっ!?
中を見た瞬間初めて
「これはちょっとヤバいかも・・・? 入りたくねええ」
って思いました。
なぜでしょうね?
しかも結構なめてて、(←すみません)
私としたことがヘッドランプを完全に忘れて来ました。
奥からすごい雰囲気がしてたんですけど、
好奇心に勝てず・・・。
降りてみました。
まずは弁財天にご挨拶します。
初めての場所には、特に慎重に敬意を払います。
その間も奥からなぜか非常な圧が・・・・、
気のせい気のせい・・・。
たくさんの人がこの場所に関係しているんですね。
どんな歴史があるんでしょうか・・・。
洞窟を出て海岸まで降りたあと、
↑この写真に写ってる「ブルーシートの破片なんかあったっけ?」
と思って結局また戻って来て、
普段撮らない動画なんか撮ってみました。
カメラのレンズによるゴーストだったみたいですね。
いちばん奥は真っ暗。
カメラの方が肉眼より明るめに見えます。
奥はどこかに通じているというのが良くある伝説ですが、
風や空気の動きがないので、たぶん行き止まりだと思います。
ヘッドランプ忘れたのが返す返すも残念無念。
写真だと広さとかスケール感が分からないですね。
ここは外を通る船などからは、全く見えないし
かなり堅牢な構造で中も広いので、
この辺りに海賊などがいたとしたら、古くから使われていたり
信仰されていた場所なんだろうなあと思います。
ちょっと今までいろいろ入った洞窟の中では、感じたことのない気配です。
階段を海岸に降りてみると、
動画見てみたいという方は、こちらをどうぞ。
さまざまな伝説のあるらしい、
— ねこしっぽな@mountainguide (@amoamoi2012) 2022年11月18日
弁財天の洞窟。 pic.twitter.com/6cREE90SOk
さて次の目的地は、大房岬の北端、明神岬です。
第1展望台へと向かいます。
ここはいちばん広い園地となっていて、
大きな桜の木などもあり、とても気持ちの良いところでした。
1日のんびりしたいなぁ
ここにも砲台や弾薬庫があったとは・・・。
青い空のしたで平和な時間を過ごしていると、
戦争というものを起こすことがどれほど無用なことかと、
腹の底から思ってしまいます。
ここからがめちゃくちゃ長い階段で、
いやこれ戻るの20分ぐらいかかるんじゃね・・?
とか思ってたんですが急ぎで5分ぐらいでした。
ちょっと急ぎだったので、見たい方は動画でどぞ。
海がとても綺麗で、
釣りのスポットになっているみたいでした。
大房岬北端、明神岬。 pic.twitter.com/kYZ6so7mRQ
— ねこしっぽな@mountainguide (@amoamoi2012) 2022年11月19日
ホテルに大急ぎで戻ってシャワーを浴びて、
とっても良いスポットがあったのでそこでのんびり。
今日は風も波もないし、絶好の海日和。
泳ぎたいなあ
奥まで入ってみると・・・、
突き当りが左に曲がっていました。
なんとなく周りからゾゾゾゾと音と気配がしたので見てみたら・・・、
大量のフナムシのお家になっていました。
— ねこしっぽな@mountainguide (@amoamoi2012) 2022年11月18日
潮騒の音を、お楽しみください☺️
最後に、役行者が大島から飛来して不動明王を祀ったという不動滝です。
のちに慈覚大師が海賊の子孫として差別されていた童女を救って、
金龍となって天に昇ったという伝説から、龍善院と呼ばれていたそうです。
里見義実もこの滝で身を清め、不動尊に武運の祈願をしたのだとか。
滝の奥に入ってみると・・・、
いくつもの神仏が祀られていたようです。
岩壁の右上にあり、
以前は水がここから落ちていたようです。
千葉県、特に房総は本当に空が広くて、
夕暮れが美しいなあといつも思います。