おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

南房総大房岬の旅。ちーば探検隊

海蝕崖


本当にお久しぶりの、ちーば探検隊です。

 

青い空



 

ふわ〜〜〜

あったかくて最高。

 

雲取山から下山して、なんと南房総に来ました。

あったけえ。

 

青い空見ながら寝っ転がって、

波の音を聞いていると、何もかもどうでも良くなってしまいますね・・

トンビが鳴きながら旋回しています。

 

 

さてこの南房総の大房岬なんですが、

ぐるりと歩いていると、非常に古い人工の石垣と思われるものがいくつもあって、

なんだかアンコールワットを思い出しました。

 

 

かなり古そうな石積み。

かなり古そうな石積み。

 

これは自然のものなのかなあ?

これは自然のものなのかなあ?

 

どうやら黒船がやって来た時代かその前から、

東京湾の防衛前線として、房総の岬には砦が築かれていたようで、

第二次世界大戦時には堅固な要塞が造られ、

その跡がここには非常に良い状態で残されていました。

 

 

要塞の発電跡地

要塞の発電跡地



要塞の発電跡地


ほほう・・

 

 



第1キャンプ場

第1キャンプ場

 

ここは国定公園になっており、

山の上の方には焚き火のサイトの造られたキャンプ場がありました。

目的地を探してウロウロしていると・・・、



要塞跡

おっ、立派な要塞跡が。



要塞跡

 

う〜〜ん、ぜんぜん住めそう。



要塞跡

 



要塞跡

 

かなりの広さと構造の複雑さがあります。



要塞跡

面白そう!

 

奥も全部見てみたかったんですが、

この時ホテルのチェックアウトまでに岬を一周して目的地を見ておきたかったので、

ここはまたの機会に。



第2展望台の東屋

第2展望台の東屋


どうやらこの下にあるらしい。

 

増間島

増間島

 

目的地の入り口

目的地の入り口

 

洞窟への階段

 

 

洞窟への階段

 

 

この岬の目的地のひとつは、「弁財天の洞窟」

ここにあるほとんど読めなくなっている解説板によると・・・、

1300年前、人々を苦しめていた海賊が役行者に捕らえられて、

この洞窟に閉じ込められ、慈覚大師に助けられて金の龍となって天に登り、

その抜け出した後がこの洞窟である。

この洞窟は奥が深く、確かめられていません。

館山の那古弁天にまで続いているとか、様々な昔話が伝えられています。

 

今初めてちゃんと読みましたわwww

 

あれ、これ不動滝の伝説と途中が同じでは・・・?

 

 

弁財天の洞窟の入り口

弁財天の洞窟の入り口


おおっ!?

中を見た瞬間初めて

「これはちょっとヤバいかも・・・? 入りたくねええ」

って思いました。

なぜでしょうね?

 

しかも結構なめてて、(←すみません)

私としたことがヘッドランプを完全に忘れて来ました。

 

奥からすごい雰囲気がしてたんですけど、

好奇心に勝てず・・・。

 

 

弁財天の洞窟


降りてみました。

 

 

弁財天の洞窟


まずは弁財天にご挨拶します。

初めての場所には、特に慎重に敬意を払います。

 

その間も奥からなぜか非常な圧が・・・・、

気のせい気のせい・・・。



弁財天の洞窟


たくさんの人がこの場所に関係しているんですね。

どんな歴史があるんでしょうか・・・。

 

 

弁財天の洞窟

 

洞窟を出て海岸まで降りたあと、

↑この写真に写ってる「ブルーシートの破片なんかあったっけ?」

と思って結局また戻って来て、

普段撮らない動画なんか撮ってみました。

カメラのレンズによるゴーストだったみたいですね。

 

 

弁財天の洞窟



いちばん奥は真っ暗。

カメラの方が肉眼より明るめに見えます。

 

奥はどこかに通じているというのが良くある伝説ですが、

風や空気の動きがないので、たぶん行き止まりだと思います。

ヘッドランプ忘れたのが返す返すも残念無念。



弁財天の洞窟



写真だと広さとかスケール感が分からないですね。



弁財天の洞窟



ここは外を通る船などからは、全く見えないし

かなり堅牢な構造で中も広いので、

この辺りに海賊などがいたとしたら、古くから使われていたり

信仰されていた場所なんだろうなあと思います。

ちょっと今までいろいろ入った洞窟の中では、感じたことのない気配です。



弁財天の洞窟の入り口



階段を海岸に降りてみると、

 

洞窟の下の海岸

海が青いなあ〜〜



増間島

増間島

 

 

動画見てみたいという方は、こちらをどうぞ。

 

 

 

さて次の目的地は、大房岬の北端、明神岬です。

第1展望台へと向かいます。

 

 

たくさんの花房をつけたアザミ

たくさんの花房をつけたアザミ

 

 

第一展望台

第一展望台

 

ここはいちばん広い園地となっていて、

大きな桜の木などもあり、とても気持ちの良いところでした。

1日のんびりしたいなぁ

 

第1展望台園地



ここにも砲台や弾薬庫があったとは・・・。

青い空のしたで平和な時間を過ごしていると、

戦争というものを起こすことがどれほど無用なことかと、

腹の底から思ってしまいます。



明神岬への降り口がありました。

明神岬への降り口がありました。

 

ここからがめちゃくちゃ長い階段で、

いやこれ戻るの20分ぐらいかかるんじゃね・・?

とか思ってたんですが急ぎで5分ぐらいでした。

 

 

明神岬

着いた!

 

ちょっと急ぎだったので、見たい方は動画でどぞ。

海がとても綺麗で、

釣りのスポットになっているみたいでした。

 

 

 

ホテルに大急ぎで戻ってシャワーを浴びて、

とっても良いスポットがあったのでそこでのんびり。

 

大房岬のグランドキャニオン

大房岬のグランドキャニオン



海の水がとてもきれい〜〜

海の水がとてもきれい〜〜

 

今日は風も波もないし、絶好の海日和。

泳ぎたいなあ



魚雷射堡跡

魚雷射堡跡



魚雷射堡跡

 

奥まで入ってみると・・・、



魚雷射堡跡

 

突き当りが左に曲がっていました。

 

なんとなく周りからゾゾゾゾと音と気配がしたので見てみたら・・・、

 

魚雷射堡跡

 

大量のフナムシのお家になっていました。

 



見事な海蝕崖です。

見事な海蝕崖です。



大房岬のグランドキャニオン

 



打ち寄せる波



海の恵み



あたたくて空が青い。

あたたくて空が青い。

 

潮騒の音を、お楽しみください☺️

 

 

最後に、役行者が大島から飛来して不動明王を祀ったという不動滝です。

のちに慈覚大師が海賊の子孫として差別されていた童女を救って、

金龍となって天に昇ったという伝説から、龍善院と呼ばれていたそうです。

里見義実もこの滝で身を清め、不動尊に武運の祈願をしたのだとか。



不動滝

不動滝



不動滝

 

滝の奥に入ってみると・・・、

 

不動滝



不動滝

滝の奥にお不動様が祀られていました。

 

いくつもの神仏が祀られていたようです。



龍吐水口

龍吐水口

岩壁の右上にあり、

以前は水がここから落ちていたようです。

 

 

千葉県、特に房総は本当に空が広くて、

夕暮れが美しいなあといつも思います。

 

房総の日暮れ

房総の日暮れ



 

房総の日暮れ



房総の日没

 

 

 

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