おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

今宮神社と秩父珍石館。

10月の始めに、今まで秩父で泊まったことがなかったので1泊して、

初めてのんびり周辺を歩いてみました。

いつも山は日帰りしてしまうし、

西武秩父駅はとても綺麗になって、駅に祭りの湯も出来ましたしね!

 

 

で、翌日偶然行ってみたのが秩父今宮神社

 

今宮神社

 

最初裏から入ったんですが、

まずその雰囲気の素晴らしさに驚きました。

非常に気が良いというかなんというか・・・。

 

入り口に武甲山から湧く霊泉の龍神池があり、

この水も非常に透明で美しいのですが、

そこに立つ巨樹の洞穴に龍上観音が祀られていました。

 

そして境内の中央に、ケヤキの巨樹が圧倒的な存在感で鎮座していました。

八大龍王の住むという龍神木。

八大龍王の住むという龍神木。

 

樹齢は500年から千年と言われているそうです。

 

ご由緒は役行者

のちに空海が来遊し、橋立洞窟の内部で37日間の護摩秘呪をおこなったとの話もあるようです。

知らなかった〜〜〜

 



可愛らしいアヒルの手水舎

可愛らしいアヒルの手水舎



龍神池



龍神池



本殿と茅の輪くぐり

本殿と茅の輪くぐり

 

たくさんの神々が祀られていますが、

ここは八大龍王宮と呼ばれているようです。

 

近年(平成3年12月30日午後1時半頃)も、御神体を清めようと社殿の前に出すと、

そこに竜巻が巻き起こって、20メートル離れた龍神木の樹上の洞に

吸い込まれるように消えたという出来事が、

氏子さんたちや宮司さんの目の前で起こったのだそうです。

ちょっとただ事でないですね😅

 

昔、夏の暑い日に目の前で小さな竜巻が起こったの

見た事があるんですけど、

近くにあった長い養生シートが空高く飛んでいって、

まったく落ちてこないで非常にゆっくり、

まるで竜のようにうねりながら豆粒のように消えていく一部始終を、驚きながらずっと見ていました。

 

新年を迎える前の12月30日に、竜巻が起こる気象条件て、ちょっと想像できないのですが・・・。

しかも20メートル先の神木の洞に入って行ったとは、不思議過ぎです。

 

冬のつむじ風って感じだったんでしょうか?

 

龍神木に住むアオバズク。

龍神木に住むアオバズク。

 

初めて感じるあまりの気の良さに、

かなり長い間のんびりとさせて頂いてしまいました。

癒される・・・。

 

 

たくさんの神社仏閣に訪れましたが、

ちょっと他にはない気の通りと、なんというか空気の輝かしさでした。

うまく言葉にならないのですが。

秩父に行った際は、また必ず訪れたいと思います。

 

 

あまりに気が良くて感動したので、こちらで初めて銭洗いをしちゃいました。

お守りとして財布に入れてあります。

お水も調子の悪い母親のために、置いてある小さな容器で頂いて帰りました。

私神社でこういう事したことが今までほとんど無いんです(笑)

ありがとうございました。

 

 

 

 

そして思わぬ良い場所に出会えてホクホクした気持ちで、

次はどこ行こうかな〜〜と

グーグルマップで見つけたのがここ!



秩父珍石館。

秩父珍石館。

最初お留守だったのですが、

お電話したらすぐに開けてくださいました。

以前は隣のお蕎麦屋さんも営業されていたそうです。(現在は閉店中)

 

私たちが最初だったんですが、

その後人がだんだんといらしてました。

皆さんに丁寧に対応してくださってありがたい。

 

シュウメイギクと珍石。

シュウメイギクと珍石。

 

駐車場からすでに珍石の数々が並んでいます。



秩父珍石館

秩父珍石館



ご主人です。

ご主人です。

 

見学料は一人400円で、

1階はご主人、2階は奥様がいろいろ案内してくれました。

 

ここはもともと奥様のお父さんが、秩父で取れる珍しい鉱物のコレクションを収集していて、

だんだんと顔に見える珍石のコレクションになっていったのだとか。

 



これはすごい、北海道産だそうです。

これはすごい、北海道産だそうです。

 

図鑑に載っている・・・

図鑑に載っている・・・



図鑑

 

 

最初はこのような見事な盆景石を手に入れて来ては、磨き、木を削って台座を作っていたそうです。

すごい手間と技術だ・・・・・



見事な盆景

見事な盆景

 

実は秩父は多様な鉱石や化石が取れ、

あの宮沢賢治が鉱物に興味を持ったのは、

秩父を訪れてからなのだそうですよ。

私も初めて来たときは、化石を拾いにヨーバケの河原に行ったのでした。

 



ルチルクオーツ



菊花石

 

 

盆景

 

遊び心一杯ですが、

一体どんだけの膨大な時間と労力と手間とお金が掛かっているんでしょう・・・。

すごいわお父さん。


結晶

 

 

そして大量の珍石が。



珍石



いろいろ説明してくださる奥様。

いろいろ説明してくださる奥様。



なんと海外から訪れて影響を受けて、本まで出した方が・・・。

なんと海外から訪れて影響を受けて、本まで出した方が・・・。



海外メディア

 

う〜〜んおもしろい。



タイトルが秀逸です。

タイトルが秀逸です。

 

見学に来た方や、子供達が名付けたりするようです。

 

この村山富市、トランプにも似てる・・・

この村山富市、トランプにも似てる・・・



珍石

ツッコミどころ満載で笑えます。



似てる!

似てる!



似てる!

 

シュミラクラ現象というやつでしょうか、

確かに顔に見えますね(笑)



似てる!



珍石

 

「麻生太郎」とか、結構政治家のタイトルも多くて

「そうそうそう」なんて思わず声に出しちゃいました。

 

 

そして最後にご主人が見せてくれたこの青春写真。

 

中央が南田洋子、右が宍戸錠。

中央が南田洋子、右が宍戸錠。

 

昔この映画の撮影が秩父で行われた際のワンショットらしいのですが、

めちゃめちゃいい写真じゃないですか?

なんという映画かはわからないとおっしゃっていました。

どんな人も皆年を取って、

いなくなるのは当たり前のことなんですが、

一瞬の輝きを記録するとは、こういうことを言うのですね・・・。

とてもいい写真ですねえ

 



庭先のオブジェ



帰り道、バス停前のおうちの植木鉢の中に、

素敵な世界が広がっていました。

ここの鉢植えはとても愛されてるんだなあと思いました。