まだ初詣に行っていないご友人夫妻をお誘いして、
茨城県の大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)に行ってきました。
夜中の2時3時に出発して、6時ぐらいに到着。
まだ真っ暗です。
風が強いわけではないのに、神磯の鳥居の周辺の岩場には、
ドドーンと激しく波が打ち付けています。
おふたりがご用意してくれました。
最高の組み合わせ。
荒ぶる波と、日の出の瞬間。
雨の予報がちょうど日の出から午後3時までは晴れる予報になって、
見れないかもと思っていたご来光や、風もほとんど無く、
気温も今週では最も高い10度超えになって、
日の出を見ながら贅沢なコーヒータイムを過ごす事が出来ました。
元旦や三ヶ日は、やはり人出が非常に多いのだそうです。
医薬と治療の知識をもたらしたという、大己貴命と少彦名命が御祭神のため、
今年の干支でもある、
因幡の白兎を助けたご縁があるようです。
もう少し北に行けば、こちらと兄弟社と言われる
酒列磯崎神社(さかつらいそさきじんじゃ)があったのですが、
お腹が空きすぎて、海鮮丼のことしか頭に無くなって忘れていました。
金運に良い神社なのだそうです。
それにしても、
スクナヒコナノミコトは、謎の神です。
海の向こうからガガイモの葉の船に乗り、
ミソサザイの羽で出来た着物を着てやって来て、
オオクニヌシとともに日本の国造りをした後、東の海に去り、
また再びこのこの地に戻って神懸かりをしたと。
それほど小さな神なのに、医薬・酒造り・航海・温泉、
様々な事象の守り神とされています。
非常に不思議な光景です。
とても幻想的です、一体どうやってあそこに渡るのでしょうか?
実はこれは、釜谷沖水質自動監視所と言って、
この北浦(霞ヶ浦)の水を水道や、農業・工業に使用するための自動監視所となっているのです。
1994年6月に設置され、
東国三社(鹿島神社・香取神社・息栖神社)を
イメージして作られているのだそうです。
フォトジェニック。
新年も2週間が過ぎようとしていますが、
まるで新しい年を迎えたばかりのような、
そんな気持ちになれる場所でした。
私のように人出が多いのが苦手な皆さんも、
こんなゆったりした過ごし方も良いのではないでしょうか。