先日久しぶりの都会に出て(笑)大型書店に入る時間がありました。
いろいろ立ち読みしたりして、
オッ、今こんな本が出てるのかあ!
なんて歩き回っていた時に、子どもの本コーナーで一際目を引く
福々しい(ふてぶてしい?)大きなネコの顔。
あっこれはネットとかで見たことあるなぁ!と思い
手にとって開いてみると、
画面いっぱいに描かれたどこか懐かしくて暖かい日本家屋の中にいる、
顔力強めのネコチャンが見下ろしてきます。
これだけでめっちゃ引き込まれてしまうんですが、
タイトルのネコヅメのよるに向けて、画面にみっちり詰まった
たくさんのネコチャンの1匹1匹がすべてリアルだ・・・!
と思っていたら、
主人公のネコ「白木」は、知人の家で他の猫からいじめられていて、
作者の町田さんが引き取ったすでに8歳のおじさん猫だったのだそう。
もともと犬派で猫を飼ったことがなかった町田さんが、
だんだんとこのネコとの生活を深めていったのが、
じっくり描きこまれた絵から伺えます。
たくさんのネコたちも友人の猫や、飯館村のペットボランティアで、
みんな実際に出会った子たちなんだそう。
一緒に置いてあったこの本は、
ネコは人間が出かけてる間留守番していると思ったら・・・・。
ネコのどこでもドアが本当にあったらいいな、なんて思いました。
これは読んでて泣きました・・・。
絵の感じが少し違いますが、本当に素敵なラストシーンです。
町田尚子さんは、怪談えほん「いるのいないの」を描かれた方だったんですね!
これもとてもインパクトあって怖かったなあ。
久しぶりに絵本買ってみたくなりました。
友達の子供にプレゼントしたいと思います。
それにしても、本当に素敵な絵と作品です。
白木ちゃんは今年21歳ぐらいみたいなので、
幸せに長生きしてほしいです。