おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

駿府城に行ってみました。今川義元と家康

一昨年に短時間でしたが、駿府城に行きました。

静岡で待ち合わせのお客様が電車の遅延で待ち時間ができたので、

早く着いたゲストの方々を誘って散策しました。

駅から徒歩15分ぐらい。

 

 

駿府城に展示されている鎧

 

その時は2年後に大河ドラマで「どうする家康」をやるなどとは露知らず。

 

 

東御門にかかる橋

東御門にかかる橋

 

行ってみて規模の大きさに驚きました。

これは江戸城(皇居)と比べても遜色ないなあ。



弥次さん喜多さんも物見遊山。楽しそう

弥次さん喜多さんも物見遊山。楽しそう



橋を渡って

橋を渡って



いやこの堀すごいよ・・・

いやこの堀すごいよ・・・

 

御門の梁もすごい・・。

御門の梁もすごい・・。



すごい太さにビックリ

すごい太さにビックリ



門を入ると中は駿府城公園になっています。

門を入ると中は駿府城公園になっています。

 

庭園や建物の観覧には、チケットを買います。

 

入ってきた東御門巽櫓という建物がくっ付いていて、

中が結構広いのですが、

竹千代時代の家康の部屋が復元されていました。

8歳から19歳までの8年間、

この土地で人質として過ごしたんですね。

とは言え立派な勉強部屋まで与えられて、大切にされていたんではないでしょうか。



竹千代の勉強部屋

竹千代の勉強部屋



なるほどなるほど。

なるほどなるほど。



この天井画も、臨済寺にある本当の部屋の復元でしょうか。

この天井画も、臨済寺にある本当の部屋の復元でしょうか。




入り口の上に、徳川慶喜の書がありました。

入り口の上に、徳川慶喜の書がありました。

 

徳川家初代と最後の将軍の邂逅です。

感慨深いものがあります・・。

 



なんと瓦に金箔が・・!

なんと瓦に金箔が・・!

 



なんと今川家の財力のすごさを垣間見ました・・。

なんと今川家の財力のすごさを垣間見ました・・。

 

もともとここにあった今川家の屋敷の跡から発掘されたかわらけの数々。

今までのドラマや時代劇で描かれてきた今川義元のイメージはあまり良くなくて、

でも必ず【勝てば官軍】の法則が大和朝廷の頃からも続いてきている訳で。

今やっている「どうする家康」では、

かなり今までの今川義元のイメージと違うようですね。

 

子供の頃は秀吉や信長を主人公にした物語をさんざん読んできた訳なんですが。

知れば知るほど有名武将が大嫌いになっていった自分・・・。

 

みんなやってることが凄まじく酷いですよね。

戦国時代なんだし、天下統一のために仕方ないとかは無しで。

 



シダ具足

シダの葉の形が美しい

 

実際に家康が気に入っていた具足のレプリカのようですね。

非常に特別に見えたでしょうね。



坤櫓の吹き抜け

坤櫓の吹き抜け





紅葉山庭園

紅葉山庭園



駿河湾に富士山でしょうか。

駿河湾に富士山でしょうか。



富士山

 


富士山の麓まで歩けます。

 

 

富士山からの眺め。

富士山からの眺め。



見事な庭園です。

見事な庭園です。

 

紅葉の頃はもっと綺麗だと思います。



アヤメや菖蒲もあるんでしょうねえ、素敵。

アヤメや菖蒲もあるんでしょうねえ、素敵。



リアルな家康像の後ろには・・・

リアルな家康像の後ろには・・・

 

戦国武将の多くがかなり小さめの体型で、

家康は159cm 70kgぐらいだったと言われていますね。

江戸時代の男性の平均身長が155cmぐらいらしく、

馬も高さが120〜130cmだったと言われています。

 

今の私たちから見たら、すごく小さく思えますね。

 



家康の作った天守台の発掘調査。

家康の作った天守台の発掘調査。



かなりの広さ、大きさです。

かなりの広さ、大きさです。

 

時間があれば、中に入って見学もできます。

 

この駿府城は、もともと今川義元の館があった場所で、

その後武田信玄家康により息子の氏真・氏康ともに追われて

武田のものとなり、その後家康がここを手に入れました。

 

この人たちはどんな人たちだったんでしょうね?

竹千代(家康)は6歳で人質として今川家へ向かう途中で、

織田に捕らえられ、その後人質交換で今川の駿府へ8歳で移ったということで、

人生の終わりまで戦の中にあり、また再びここに戻って来たとは

なんとも壮絶です。

 

絶対的な力を持った信長が配下に討たれ、

ずる賢そうな秀吉がその後天下を取り、

またその空席を狙って頂点を不動のものとした家康。

 

戦国時代の武将たちは、ちょっと考えられないような事をたくさんやっていて、

どの人も生き延びるのに必死であっただろうと思うのですが、

あまり感情移入できるような人がいないのです。

事実が混沌としてよくわからないというのも大きいのですが、

あまり身近に感じられない、という感じでしょうか。

 

大きな時代の波に翻弄され、

首の皮1枚で生き残ったり歴史から消えていったり。

 

名を残したものは持つ権力によって物語の主人公になり、

歴史の記録の中に作った足跡を残すようになる。

 

今も昔も変わらない構図ですが、

今は真実が明らかにされる文明の利器が発達して、

リアルな出来事がデジタルデータとして記録され残される時代になりました。

 

今川義元、

今回の大河ドラマでは賢く人望もあり、才能や学・文化に秀で、

人間的な理想を持った素晴らしい人物として描かれていてインパクトがありました。

 

本当はどんな人物であったのか、

非常に興味深いですね。