年に一度、市内にある18ヶ所の一般には公開されていない
個人所有の森が公開されるオープンフォレスト。
Googleマップで良さげなところを広範囲に歩き回っていても、
行ってみて入れないこともしばしばあるので、
このチャンスを逃すわけには行かない。
2週間にわたって土日の公開なんですが、
今年の土曜日は大雨に当たることが連続。
それぞれの場所のボランティアさんたちが毎月2回以上手を入れて、
ジャングルの藪のようになっていた森を再生しています。
中に入ってみたら、驚くような広さがある場所や、
手作りのハンモックやブランコ、
スラックラインなど設置されていたり、
斜面にいちめんのユリやキンラン(の葉っぱ)があったり。
まず広さとこの地域の里山の森の規模の大きさ、
住宅街のなかにこれほど残されてきた事に驚きました。
これは面白い。ワクワクします。
思わず取り付いてみました。
体重制限書いてなかったけど一応気を付けながら・・・
ここには子供用のジップラインまで手作りで付けられています。
ボランティアさんが木を使った何かを子供達と作っていました。
(森を見るのに夢中で見なかった)
ほとんど平坦な住宅地に見えていたこの辺りも、
もともとはこのような深い森だったんですねえ・・・
起伏や傾斜も結構ある。
自分が普段認識している地形とは全く違います。
今年は2日間で6カ所回ったんですが、
ボランティアさんにいろいろお話を伺ったり、
久しぶりに木に登ったり。
このブランコ、めっちゃ高い枝にかけられていてビックリ。
ロープが長いので、揺れ方がすごく長くて気持ちいい。
久しぶりすぎて、体の使い方忘れててやばいコワイ。
そしてこれ、
すごいしっかり作ってあって、
ちょっと乗ってみましたが私の体重でもぜんぜんたわまない。
いろいろ掴まるところがあって可愛い。
大人用も欲しいなあ
そして2ヘクタールの広さの森の広場の奥には、
コンサートやったりもあるそうです。
それは聞きたい。
奥には畑と花畑があって、
蝶もたくさん来ていました。
そして最後に終了15時ギリギリで駆け込んだ、
ボランティアさんおすすめの森は、
何と美しい竹林の屋敷林。
この一帯は243年前の江戸時代、川越藩の郷士が入植して開拓が始まったそうで、
翌年1783年に浅間山の大噴火で火山灰の被害を受けたそうで、その鎮護のために
先ほどの森の南側に熊野神社が造られたそうです。
もともとこの神社の雰囲気が良くて、
後ろの森に入ってみたいなあと思っていたのです。
この森では竹で作った弓矢や、
藍染体験などもしていて、もっと早く来ればよかったと後悔しきり。
やりたかったよん・・・。
ハクビシンは保護動物なので、
放されるそうですが、疥癬にかかっているように見えました。
怖がらせてごめん・・・・。
クラフト作りなどもあって、
私何も作っていないんですが、行く先々で最後に素敵なお土産まで
いただいてしまい、とても楽しくて
前々から考えていたボランティアさんの仲間入りもまた考え始めてしまいました。
個人でこれほどの森を管理するのは本当に大変だと思います。
里山ボランティアが森の手入れ作業を行いつつ、
残された貴重な森で、子供たちの体験活動などをしていくのは、
非常に優れた取り組みだと思います。
樹間をこぼれ落ちる光、草木や土の香り、
気持ちの良い風と活気のある鳥たちのさえずり。
季節とその年によって遷移していく花や植物。
何よりとても里山の森自体が素敵で癒されました。