最近会った人と話す機会があって、
ご家族が多摩美出身の画家さんと聞いていろいろ語り合っていたら、
なんとひょっとしたら30年以上昔にすれ違ったりしていたかも・・、
と絵の話などで盛り上がり、
後からまた自分がその当時なんて未熟だったのかというところまで
思い出してしまいました。
毎朝猫たちのごはんをあげた後に、仏壇に水とコーヒーとお線香など上げるのですが、
わが家の仏像は実は私の手作りなのです。
正確には、当時仕事で通っていた多摩美の彫刻科の学生さんたちが
とても良い人たちで仲良くなって、
「今度作品を金属で鋳造するので、何か作りますか?」
と声をかけてくださり、立体物を作った事もないのに
無謀にもブッダ像を作りたくなって、
その上ぜんぜん上手く出来なかったのに、顔もキレイに整えてくれて、
石で台座まで作ってくれたのです。
なんて良い人たちなんだ・・・。
その後何年もしてから実家に持って来たんだと思うのですが、
父が亡くなって数年後の法要のときに来たお坊さんが、
御霊入れをしてくださったそうで、
いつの間にか仏壇に鎮座しており、
聞いた私は驚いて、
「え?一体誰の?何の?(御霊)」
と焦ったのですが、母親は分からないとか言って
どうしたらいいんだと思っていたのですが、
いまはわが家の仏壇に中心を与えてくれています。
そして私は作ってくれた彫刻科の阿部ちゃんに、
ロクにお礼もしていなかったことを思い出し、
自分の未熟さに改めて打ちのめされています。
阿部ちゃん、本当にありがとう、
そしてちゃんとお礼もせずにごめんなさい。
家のまわりに可愛い小さな花たちが咲き始めたので、
菊や仏花にかかわらず、小さな花束を作って
日々飾ってあげようと思います。
そして小さな花束を飾って数日後の今朝、
同じ日の同じ時間に、
人の仏壇と去年亡くなったオス猫ぽーちゃんの仏壇に同じ花束を飾ったのですが、
なんと人の仏壇の花だけ明らかにしおれていてビックリ。
仏壇の花は枯れた方がよくて、
魂は清浄な生きているものに乗るので、
ちゃんと霊が来ている場合は、3〜4日で花が枯れると
陰陽師の京明さんが言ってましたが、はっきり差が出たのは初めて見ました。
置き場の条件もほぼ変わらないと思うんですが。
ぽーちゃんは、タッタカタ〜とそのまま昇天してくれたのかなぁ
あと仏壇のお供えは、袋など取って人がすぐ食べられるようにして供えること、
下げたものはあまり時間をおかずになるべく食べることなど、
出来る範囲でザックリやっているんですが、
お酒も食べ物も味が抜けているというか、変わっているのは確かですね。
仏様はエネルギーを食べているんでしょうか?
枯れた花の代わりに、新しい花を摘んできました。
小さな仏壇には、季節の野花の小さな花束が
とてもピッタリでした。
ご先祖様方が、喜んでくれてると嬉しいです。