今年の初夏のホラーな出来事。
それは保護したアゲハの幼虫が、4匹とも全滅してしまったことでした。

2階のベランダにあるキンカンの木に、
アゲハ蝶がよく卵を産みつけて、気がつくと幼虫が何匹かいて
蝶になるのをいつも楽しみにしていたんですが、
ここ2年ぐらい、なぜか全滅していました。
日当たりが良過ぎて幼虫が焼かれているのか、
鳥たちにほとんど捕食されているのか、
肥料もやらずに放置している金柑の葉が黒くなったりしていての病気なのか、
サナギになってもそのまま死んでしまっていたりしていて、
原因がまったく分からずじまいだったので、
今年は保護して孵してあげようと思いました。


4匹はモリモリと葉っぱを食べ、
やがて次々とサナギになっていきました。

キレイな若草色です。

ドジっ子ww
というより、この壁を選んだ私がいけなかった。

羽化した時に掴まれるところがないと、
羽が変形して飛べなくなってしまうことを以前学習したので、
すべてのサナギの近くに木の枝を設置。




そして4匹ともサナギが茶色く変化し、
もうすぐ羽化するのを毎日楽しみにしていたのですが・・・、
何か様子がおかしい・・・。
いつまで経ってもアゲハ蝶が出てこない。
だんだんと嫌な予感がしてきたある日、
バケツの底に、小豆の粒のようなものがひとつ、落ちていました。
上には金網で蓋をしているのに、
一体どこから・・・?
と思っていると、
翌日には丸々太った白い幼虫のようなものが。
それも1匹ではなく、何匹もバケツの底で蠢いています。
びっくりしてGoogle検索にかけてみると、その正体は
ウジ虫・・・!!!
ヤドリバエという名のハエが、幼虫を寄生させるために
蝶の幼虫に卵を産み付けるらしいのです・・・!
その姿は、昔見た映画の、アマゾンに飛行機が墜落してたった一人生き残った
少女の体から出てくる大きくて丸々太った白いウジ虫とそっくりです。
さすがに私でも気持ち悪く感じてしまい、
その肉食の白い虫たちを全部処分して、亡骸はゴミ箱に。
蝶の幼虫はあんなに可愛く感じたのに、
サナギはよくみると全部が食い破られて体液が出ていたりして、
ハエの幼虫には処分するときに憎しみすら感じてしまいました・・・。
ここ数年、我が家のベランダのアゲハ蝶が全滅していた原因が、ようやく分かりました。
どうやってかアゲハ蝶がうちのキンカンの小さな木を見つけるように、
ここ数年はそのアゲハ蝶の幼虫がここにいることを肉食のヤドリバエが見つけ、彼ら自身も知らない間にターゲットになっていたのだと。
見たくはなかったのですが見てしまった、
サナギの中がすっからかんになっていたあの姿と、
まるまる太って蠢く大きな白いウジ虫は、
いままで体験したことのないホラーでした。
ぼっとん便所で蠢くウジ虫の無数の群れなんかより、はるかに恐ろしく、憎しみの感情すら湧いてしまいました。
終齢幼虫は、寄生虫や鳥に狙われやすい。
どうかこの先、
我が家のこんな小さなキンカンの木じゃなくて、
もっと広くて良い場所をアゲハ蝶が産卵に選んでくれますように。
上の記事は、最初の蝶の羽化のときのものです。
もうすでに6年前とは・・・(汗)