おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

羽田空港滑走路衝突事故。2024年1月2日

正月2日に起きた、羽田空港の事故は

新千歳空港からのJAL516便と、海保機ボンバルディアDHC8-300が滑走路上で衝突、炎上し、

海保機に搭乗していた乗員5名が亡くなるという

大変な事態になりました。

 

JAL516便の乗員乗客379人は全員が無事に退避、

ただ貨物室に預けられていた動物2匹が犠牲になってしまったそうです。

 

跡形もなく炎上してしまった海上保安庁MA722「みずなぎ」は、

13年前の東日本大震災の時に仙台空港で津波にあって生き残った唯一の機体だったのだそうで、

石川県から戻り、救援物資を積んで新潟へ向かう

途上だったようです。

 

悲しすぎる・・・

 

薄暗くなった滑走路で、

管制塔とのやりとりのミスか、

JAL機も海保機もお互い視認できる状態ではなく、

海保機が一時停止から滑走路に侵入した直後に着陸したJAL機と衝突したというヒューマンエラーだった模様です。

 

重傷を負った機長は「申し訳ない」と何度も話しているそうですが、

ヒューマンエラーは起こり得るもの。

救助に向かう途上で起きてしまった事故に、本当に心が痛いです。

 

羽田には滑走路停止位置に侵入禁止の停止線灯

(滑走路警告灯)が、

運用停止中だったとの報道もあります。

いくつもの事象が重なって起きてしまった今回の事故。

 

あの炎上で乗客乗員が全員助かったという奇跡と

JALへの賛辞が報道されていますが、

90秒で全員脱出の非常に厳しい避難訓練を乗務員が重ねていたこともさることなんですが、

 

JALが非常時のさまざまな訓練の費用を削り、

「これではお客様の安全を守れない」

と労働組合が会社に要求、

自主的に訓練と学習の場を作っていたとのコメントがXにありました。

 

 

 

 

 

 

真に賞賛されるべきは、この労組ですね・・・。

 

それにしても、乗客の皆さんも冷静に指示に従って荷物を持たないなど、

聞かない人がいたら助からない命もあったかも知れないと思います。

 

パイロットが安全に機体を滑走路上に停止。

その直後90秒で行われた

①パニックコントロール。

②非常扉を開ける判断。

今回機長と連絡が取れず、火の出ていない後方左合わせて8つのうち3つをCAさんが判断して開けたそうです。

③荷物を持たせない。

 

 

 

私は普段から万が一を考える方なのと日常スタイルが山仕様なので、

飛行機事故などを想定していない山でも、

薄めのウエストポシェットに財布・携帯・ハンカチ・(パスポート)・バンドエイド・カギなどを入れて、(ちなみに財布はペラペラなもの)

山では移動中はザックの中で、トイレの時などそのまま取り出す(小銭が必要)

飛行機では前の網に入れて、やはりトイレなどの時も隣が友人でない限り

持っていくというスタイルです。

普段から出かける時にもポケットに全部入れて手ぶらで驚かれたことがあります。

 

 

 

 

www.cnn.co.jp

 

 

「スターフライヤー」が1月15日から

小型のペットと一緒に客室に搭乗できるサービスを開始。

しかし緊急事態の場合、ペットは手荷物扱いのため、連れ出すことは出来ないという

同意書にサインの必要があるとのこと。

 

www.sankei.com

 

 

今回の事故で亡くなってしまった海上保安庁の皆さんと、2匹の動物たちに、深く哀悼の意を捧げます。

 

そして機長が早く回復し、

必要以上の責めをおいませんように。