おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

吉高の大桜と松虫姫の寺。 ちーば探険隊。

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うかうかしてブログ更新遅れてたら、

関東の桜はあっという間に散ってしまいましたww

 

先週始め、吉高の大桜」がついに満開に。

 

千葉県印旛村にある、樹齢300~400年のヤマザクラ。

印西市の天然記念物に指定されているそうです。

 

昨年の記事にした、松虫姫伝説の松虫寺からもほど近く、

話は聞いていたのですが、畑の真ん中の1本の巨樹で、

花の盛りが大変短く、3日間しかないので

見れるのは、本当に桜の予定に合わせるしかありません。

 

 

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よく見るソメイヨシノなどとは、樹形がまったく違い、

太く横に大きく枝を拡げた古木の風格です。

 

 

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この土地は、平安時代の書物にも名前が載っていたそうで、

松虫姫伝説から見ても、

遥か奈良の都からも知られた極東の地だったのかも知れません。

 

この土地を治めていた人たちの氏神とされていたようで、

下の盛り土は、古墳や埋葬の痕なのでは・・・・?

というお話しもちらほら。

そうだとしたら、素敵ですねえ

 

 

 

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近隣の農家さんがおいしい野菜を売っていたり、

一軒だけこんな喫茶店や、移動パンのお店なんかも出ていました。

野菜を思わず山ほど買ってしまいました~~安い!

カブがめっちゃ甘くて美味しかったです。

(本当に美味しかったのでまた買いたい) 

 

 

車でここまでは行けないので、

印旛中央公園の駐車場(無料)に車を止めて、18分ぐらい歩く感じです。

仮設のトイレもありましたが、数は少ないです。

 

 

 

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さてやっぱりここまで来たら松虫寺へ。

てんてんルートは車は通れない徒歩ルート。

 

松虫寺の前には、数台分の駐車場があります。

 

 

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とっても小さなお寺なんですが、

ここはいつ来ても、光の具合が本当にきれいです・・・・

 

 

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そして松虫姫を思わせる、

雅で可愛らしい社殿と、うつくしい桜の花々。

 

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ふわ~~~~

 

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天女が舞い飛んでいます。

 

 

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入り口にいる、大クスの巨樹。

 

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この樹はますます異次元への入り口の様相で、

とてもとても気になります。

 

 

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このお寺の隣りには、マツムシコーヒーを飲ませてくれる

趣のある手作りの庭のカフェがあります。

 

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お庭のところどころにテーブルとイスがあって、

松虫寺とまるで庭続きのようです。

 

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聖武天皇の三女と言われる松虫姫はライ病にかかり、

房総の出戸の薬師に祈願するべしとの霊夢を見て、

なんと遥かこの地まで旅をして、

8年後に治癒して都に戻り、

その後天皇の妻になって、権勢の中心になったり追いやられて

また戻ったりと、激動の人生を送られたそうなんですが、

自分の死後、遺骨の一部をここに送るなど

この地で過ごした8年間は、忘れられないものであったのかも知れません。

 

 

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まるで雛菊のような可愛らしい紋のついた

松虫姫神社。

ちゃんと十六菊花紋です。

 

 

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松虫姫の遺骨をおさめたとされる廟。

中心は盛り上がり、おおきな杉の木が伸びています。

 

少し離れたお寺の裏には、

高齢のためこの地に残された杉自という

お供の女性の塚などもあります。

 

 

 

ちなみにこの松虫寺を聖武天皇の命により開山した僧行基とは、

朝廷から度々弾圧を受けながら行基集団を形成し、

道場や寺院を49院、階級を問わない困窮者のための布施屋の設立など行い、

民衆の圧倒的支持を得て、日本初の大僧正として、

聖武天皇より奈良の東大寺の大仏建立の責任者として招聘されたそうです。

(Wikipedia)

 

 

 

遥か遠くの黒部渓谷の黒薙温泉にも、

行基が創ったと言われる仏像が納められているのに気がついたのですが、

空海や最澄や、円仁(慈覚大師。唐で何年も苦労した上、帰国後恐山始め

浅草寺など関東に209、東北に331の寺の開山や再興に関わった)といい、

昔の方々の一生の使い方と歩いた距離に、

いつも驚きと畏敬の念を、禁じ得ません。

 

 

www.nekosippona.com

 

 

 

そしてこの松虫寺には、

平安後期に制作された本尊の「七仏薬師」があるそうなのですが、

国の重要文化財に指定されていて、

33年に一度開帳される秘仏だそうです。

前回は2012年11月18日だったそうなので、

次は2045年かあ・・・・

 

 

 

このような所に、

そんな伝説の場所があったとは・・・・

 

いつたずねても素敵な所ですが、 

この春の季節はとてもきれいです。

 

ぜひ春の桜の時期のお散歩にどうぞ。