先日一度訪ねて、
入っていいのか分からずに撤退したお寺の喫茶室、
カフェテラス回向院に行ってきました!
実はTree-Bさんのすぐ近く。矢切駅から徒歩6分ほど。
前回と同じ道を辿り、裏庭から訪れてみます。
どこにも看板も立て札もないので、
知っている人はとても少なそう。
一言観音堂にご挨拶して参道へ。
こちらの2階に、カフェはありました。
もともと檀家さんのためにお茶を差し上げていた場所だと思われました。
窓の開いた席にご案内いただいたのですが、
ものすごく気持ちよくて、比叡山を鞍馬に向けて縦走していた山道や、
山の頂にいる時や、インドに行って瞑想していた時のような気分になりました。
心を落ち着かせ、解き放つための特別な場所というのがお寺であったな・・・・
ということを久しぶりに思い出す事が出来ました。
静かな場所や寺、山の頂でただひとりで座る、
という事が、この数年は本当になかった。
若いご住職にその場で淹れていただいたコーヒーは、
とても美味しかったです。
一階のご本尊、大日如来。
周りに立つ柱は108本あり、下から照らす灯りは煩悩の炎なのだそうです。
写真では明るく写っていますが、入った瞬間は暗くて、
天井に一面の星が輝くようでした。
庭園の芝の島は、来迎図の雲をあらわしているそうです。
写経もやってみたいとお伺いしたら、
現在はコロナの関係で行なっていないとのこと。残念
またぜひゆっくり伺いたい、
本当は秘密にしたいカフェでした。
そしてカフェテラス回向院の表門を出て目の前に、
水と緑の回廊の入り口があります。
今の時期、たくさん見るキレイな花ですが、
全草に毒があり、誤食すると嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを起こします。
ウスバシロチョウの幼虫の食草なので、ウスバシロチョウもこの毒を持ちます。
この形の裂けた葉を持つ植物は、毒を持っている事が多いので、
覚えておくといいと思います。
「キレイな花には毒がある、
キレイなバラにはトゲがある」とは良く言ったものですね。
この気持ちのいい緑の回廊をしばらく辿って行くと、
里見公園に到着します。
ここに来たら見逃せない、明戸古墳の石棺2基。
1400年以上前に、はるか筑波山から運ばれて来ました。
近づいてよく見ると、キラキラ光る筑波石です。
サイズも違うので、お父さんと子供とか、
いろいろなドラマを妄想してしまいます。
江戸川からは結構な高さがあるので、
天上の庭園の趣きがあります。
バーベキューも出来るんですよ。
関東地方でも今年は例年より桜の開花が早く、
明日はまた雨の予報なので、今週いっぱいが見頃でしょうか。
桜の時期はどうしても、
花の下で春の訪れを満喫したいと思ってしまいます。
何はなくとも、お日様や風や花の匂いや、
ここまで歩けることが出来て、幸せだなあ
出来るなら残りの一生を、こんな風にぼんやり過ごしたい(笑)