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【進撃の巨人ファイナル】 第21話「2000年前の君から」

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つ、ついにアニメ「進撃の巨人ファイナル」シーズン4第21話、

「2000年前の君から」が放映されましたね!!!

いや一昨日帰宅してようやく見れたんですけれども。

再開したファイナルシーズン、

「ついに終わりの始まりか・・・」

ってなってたんですが、いや〜本当にしんどいシンドイ・・・。

 

生死のわからないリヴァイとハンジ、

壁の中に攻めて来たマーレと鎧・顎・車力の巨人と、

お互いに接触しようとするジークとエレン。

マーレ兵とエルディア兵の激しい殺し合い。

ものすごい攻防の中、ガビに頭を吹き飛ばされたエレンは死ぬ寸前にジークと接触し、

始祖ユミルのいる道の世界で、始祖の力を巡って過去の記憶の旅に出る兄弟。

 

ここで2人の父グリシャの体験を見る事で、

過去の出来事がエレンの干渉によって起こっていること、

「叶うのは、ジークの望みではなく、エレンの望みだ」

という事が、グリシャの口から明かされます。

「まさかあんな事になるなんて。ジーク、エレンを止めてくれ」

 

エレンの中には始祖と進撃、戦鎚の3つの巨人が宿っているのですが、

進撃の巨人は未来の継承者の記憶を見る事が出来、

そのため4年前のヒストリアの戴冠式で彼女に触れて未来の記憶を見たエレンは、

たったひとつの可能性のために進撃し続ける事を選択します。

 

そして初めて出て来た始祖ユミルの人生。

その短い人生はあまりに悲惨で言葉もないのですが、

刷り込みというか、ほぼ奴隷以外の人生体験のなかったユミルは、

巨人の力を得てもフリッツ王の呪縛から逃れられずに、王家の血筋の人間の意志に従い続け、

2000年もの間、そこから解放してくれる誰かを待っていたのでした。

 

幼いヒストリアに姉フリーダが、「周りのことを思いやる優しい女の子」として示したのは、

絵本の中に描かれた始祖ユミル

これは始祖の巨人の継承者のフリーダ自身でもありましたが、

エレンにとっては最も忌むべき「己の意志のない家畜」も同然。

 

まるで進撃の巨人そのもののようなエレンは、

「自分が生まれて来たから、死にたくはない。

 自分の自由を奪うものから自由を奪い返す」

その中で、最も大切な人たちの未来を守るために、

記憶を操作する事の出来る「道」の中以外では誰にも相談もできず、

打ち明けることもできなかった「地ならし」を発動させてしまいます。

 

このユミルが初めて人間らしい顔を見せ、

王家のジークの命令ではなくエレンを選択したシーンが、

本当に一瞬にして様々なことを理解させてくれました。

エレンがヒストリアと接触した時、この時のユミルとまったく同じ顔をしたこと、

抑圧されて来たユミルの心情を同じく体験し、

様々な事が頭の中で一気に繋がったのではないでしょうか。

 

ユミルがエレンを選んだ、

「周りを気遣う優しい女の子ユミル」は、周りから利用され、虐待され、

愛情を求めていたのにそれを得る事が出来ず、

彼女を抱きしめて

「俺がこの世界を壊してやる!

 お前が選ぶんだ、お前は奴隷じゃない、

 神でもない、ただの人だ、誰にも従わなくていい! お前が決めていい、

 決めるのはお前だ、お前が選ぶんだ!!!」

と言ってくれる人間に

生まれてこれまで2000年の中で、初めて会ったのではないでしょうか。

そこで初めて一方的に命令するだけの王の呪縛(ジーク)から解き放たれて

自分の意志でエレンを選んだ。

 

壁の巨人を全て解放し、「地ならし」を発動したエレンが

「道」から全てのユミルの民に話しかけます。

彼らを救うために外の世界の生命を駆逐すると。

 

しかしこれは半分は嘘であった事が最後にわかります。

 

なんていう物語なんでしょうか・・・。

 

【進撃の巨人】は現実には実在しない巨人の出てくるお話ですが、

実はやむことのない人間の戦争、個々人では罪のないはずの人々が

いかに争いの道を選んで身を投じて行くのか、

そしてどこまで行っても人間は戦争を止める事はないだろうという、

ひどく残酷なこの世界の現実を突きつけている作品だと思います。

 

人が「自由に生きたい」と思うこと、

それを阻害するのもまた同じ人間だということ、

善悪や正義とは非常に曖昧で、立場が違えば見方がまったく正反対になること、

一方的にそれを決めたときに相手の自由を奪い、争いが起こること、

 

この事実は人間という生き物の永遠の業なのではないでしょうか。

 

この作品が世界中の人に衝撃を与えている事の深い理由には、

実は全ての人類が始まりの時から抱える共通の問題の核心「生きるために他者から奪う」

を明らかにしているためではないか、と見るたびに震えています。

 

ユミルの巨人化の能力を使って国の拡大を図り、

宿敵マーレを滅ぼそうとしたエルディアの初代フリッツ王、

どうやっても勝ち目の見えない巨人に長きに渡って蹂躙され続けたマーレの人々。

どこをとってもお互いを最後の1人まで駆逐しなければ終わらない戦い。

そしてその中には良い人もいれば悪い人もいる。

 

海にたどり着いた時の調査兵団は、

まるで新しい世界フロンティアを見つけた探検者のようにはしゃいでいました。

その中でたったひとり、父グリシャの記憶によって、

海の向こうには様々な国や大国マーレがあることを知っていたエレン。

「海の向こうの敵を、ひとり残らず駆逐すれば、俺たちは自由になれるのか?」

かつて駆逐するべきは人類に害をなす巨人だと思っていた。

しかし巨人はもともと同族の人々であり、

海の向こうにいる敵もまた、自分たちと何も変わらない。

 

 

このファイナルシーズン2は、

12話【人類の夜明け】(4/3)で終わるのではないか?とされていますので、

本当の最後の最終回が来るんでしょうか!?

鬼滅の刃は次回の11話で遊郭編が終了になりますので、まだまだ2クールぐらいやって欲しいんですが。

日曜深夜11時15分からと、0時5分からとかって、

いったい誰が決めてるんでしょうか・・・?

 

毎回楽しみで仕方ないのですが、

それにしても重いなあ・・・

とてつもなく重いものを問いかけてくる物語です。

 

 

追記

進撃の巨人ファイナルPart212話【人類の夜明け】で終了ですが、

まだ原作9話分が残っていますので、Part3が作られるのか、

あるいは劇場版となるのか・・・?

非常に気になります。

Part3が完結編として2023年公開となりました!

 

 

 

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