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ようやく見ました!竜とそばかすの姫。

【竜とそばかすの姫】細田守監督

【竜とそばかすの姫】細田守監督

 

 

公開から1年経って、ようやく見ました、

【竜とそばかすの姫】

ハッキリ言ってとても良かった〜〜〜〜

 

細田守監督作品は【おおかみこども】

【サマーウオーズ】【時をかける少女】

しか見た事ないんですけど(しかも全てTV)、

この作品が文句なしにいちばん好きですね。

 

 

先月の放映予定日になんとあの銃撃事件が起こったために延期になり、

来月の9月23日秋分の日に、再?地上波初放映が決定した模様です。

私はアマプラで解禁になったので、待ちきれずそこで見ました。

この作品は映画館で見れば良かったな〜〜

 

なぜ映画館で上映中に見なかったかというと、

歌と映像はいろいろ流れて来ていてすごく良かったんですが、

「美女と野獣?」「ディズニー?」とか思ってしまって、

主人公ベルが、すんごく可愛いけどディズニーっぽい・・・、

というのも割とディズニー苦手なので見に行く足を止めました。

(←ひねくれ者)

 

どうやらベルのキャラデザは、【アナと雪の女王】などを手がけた

ジン・キム氏だったようで、そりゃそうだわと思いつつ、

だけどよくよく見るとベルの容姿はめちゃくちゃ可愛くて、

しかも現実世界のすずの容姿もぜんぜん似てないのになぜか重なり、

そして何より歌に本当にピッタリでした。

 

 

ちょっとこれ、キャラクターと映像と歌のどれひとつも揃わなかったら

生み出すことの出来ない、奇跡的な作品だと思いました。

それだけこの世界が素晴らしい。

 

 

現実には高知県のたぶん仁淀川あたりが舞台になっていて、

田舎の冴えない女子高生すずが、Uという仮想世界の中で自分を開花させ、

現実世界にも変化を起こして行く物語ですが、

物語の展開がゆるく流れて行く中で、

私個人はあまりストーリーに「変だな?」とか思わずに、

全体の流れの中でとにかく歌と映像の素晴らしさに陶酔してしまいました。

 

 

あとすずの性格に大きく影響したであろう、

「川で他の子供を助けて、いなくなってしまったお母さん」

のシーンでは涙出そうでした。

Uの世界で出会った心を閉じた気になる存在を探るうち、

危機を発している事を感じ取り、

現実世界で彼らを見つけ出した時に、

すずはお母さんと同じように「だれか」を守ろうとしている自分に気付きます。

「助けずにはいられなかった」

お母さんも、すずより他の子を優先したのではなく、

全身で目の前の命を助けようとしたのだと。

 

 

いま現実世界ではアバターが存在できるメタバース空間がすでにあり、

それがどんどん進化して、個人の生体情報などを読み取って

アバターが合成されるなどの設定も、

どんな田舎にいようがネットとつながる事によって、

世界と繋がりを持ち影響力を持つことが出来るという、

近年の大きな時代の変化を少し未来までイメージした

非常に興味深く、美しい映像でした。

 

 

どうやらこの作品は、最初から歌を中心に作られて行ったようで、

ベルの歌う姿とともに、見ている人間のマインドが解放されるのがすごく気持ちいい。

 

以前、攻殻機動隊のバーチャルリアリティ映像をプラネタリウムで見る機会があって、

本当にそれはすんごい体験で、

終わった後にすぐ立ち上がれないぐらいだったんですけど、

あれとは違うけど、同じくらいインパクトのある2次元体験といった感じがします。

 

あとすずをベルとしてプロデュースした唯一の親友のヒロちゃん、

声もすごく合っていて、めっちゃいい味出してます。笑い声とか。

 

 

 

なんにしろ、あと数回は見るであろう、

とても大好きな作品です。

来月の金曜ロードショーで、大画面で見るのが楽しみです。

(CMとかカットとか、なるべく無くして欲しいなあ〜〜)

 

 

kompass.cinra.net

(画像はこちらからお借りしました!)