先日ちらっとTVで、
映画「CASSHERN」の紀里谷和明監督がすべてのSNSも映画製作も引退して、
海外の田舎に引きこもるというのを聞いて、かなり驚きました。
私この映画公開当時（2004年、なんと19年前！！！）見に行っていて、
今まで見たことのない映像とキャスト（伊勢谷友介）、
宇多田ヒカルのミュージックビデオもすごくよかったんですが、
評判が悪かったと聞いて、すごく驚いてたんですよね。
私自身は小学生の頃にタツノコプロのアニメは一通り見ていた世代で、
中でも「新造人間キャシャーン」はかなり好きな作品でした。
アニメを実写化って、大概無残な出来になるものですけど、
非常に美しく切ない世界観で、とても良い映画だったと思います。
若いのにこんな作品を作る監督が現れたんだなぁ！
なんて思っていたんですが、割と見たい映画があっても見逃してしまうくらいの
街中出不精なので、紀里谷監督の作品をそれから追いかけて見ていたわけではなく、
すべてをあっさり？絶って隠棲するというのにはかなりの衝撃を受けました。
そしてTwitterで知ったご本人の肉声がこれ。
すごく腑に落ちることがたくさんで、
日本てずっと息苦しいって思って来たんですが、
さんざんアニメや漫画や日本の新しい文化が世界で人気を得ているのに、
それらを保護もバックアップもせずに、
フランスで行われていた欧州最大級のジャパンエキスポに、
招待されていない韓国ブースが押しかけたりの騒ぎが起こったりしても
なんの対策も講じなかったり、
何を考えたのか一切業界に利益のないどころか日本産のコンテンツもない、
第二次安倍政権肝いりの「クールジャパン」事業が累積３０９億円以上の
巨額の赤字を垂れ流して一切の責任をとっていないクールジャパン機構とか、
実態から乖離しているのに巨額の金が動くシステムは、
一体なんなんだろうと憤っていたんですが、
すべてこの紀里谷監督のお話で合点がいきました。
日本がこの10年余りで完全にダメな後進国になったのは、
すべて安倍晋三の作り出した既得権益の構造のせいです。
そして今岸田文雄が安倍晋三の野望の総仕上げを行っています。
今日はG7の最終日で、ウクライナのゼレンスキー大統領が緊急来日しています。
各国首脳には核の悲惨という言葉では言い尽くせない惨状を知って欲しい。
けれど今ウクライナで起こっていることは、それ以上の悲惨で、
何としてもウクライナの勝利で終わらせなければならない。
ぜレンスキー大統領はウクライナのために、すべての取れる手段を取ると思います。
彼は国民のために働くと誓い、それを命がけで果たしています。
残念ながら今回で岸田首相の人気が上がったりするのでしょうが、
気前よく各国にお金をばら撒いたり、
米国の要請でか軍備を急激に整えたり、危機を煽って憲法を変えようとしていますが、
こども食堂がすでに日本中に７３６３を超え、
この物価高や電気代の高騰、増税で食料の買い入れも厳しい状況になっており、
おにぎりひとつ買えなくて逮捕される高齢者が出ている現状を
一体どう思っているのでしょうか？
安倍晋三が作ったこのキトクケンエキの構造が日本を滅ぼす、
間違いない事実だと思います。
政治はもちろん綺麗事では済まない。
だからこそ、自己の利益を超えた向こうに理想がなければ、
政治に希望など見いだす事は出来ないと思います。
もっとも強い権力が欲しかったという岸田首相の見る先には、
どんな景色があるのか、
考えてみるべきだと思います。
戦争が起こっても政治家は決して戦場に行く事はない。
紀里谷監督最後の映画、現在第８話まで配信中。
【世界の終わりから】
見てきました。
