最近ようやく読めた、
五十嵐大介氏・絵 加門七海氏・作の絵本、
【ねこまがたけ】。
いや〜想像以上に素敵な本でした!
ストーリーもとても良いのですが、絵が、
絵が本当によくって、
五十嵐大介さんをほとんど知らなかったので調べたら、
「海獣の子供」を描かれた漫画家さんだったんですね・・・!
残念ながら原作も、映画になったアニメも見ておらず・・・。
あまりに生き生きした絵にショックを受けました。
そしてラスト、
いつも遠くを見ているネコの目に
映っているものは、実は・・・・。
猫たちの隠された生活やこんなネコの国が、
本当にあったらいいなあ・・、
と思わされます。
そして五十嵐大介さんの絵本を探して次に見たのが、この【バスザウルス】。
最初はバスが何になったのかぜんぜんわからなかったのですが、
だんだんとその姿が見えるようになっていきました。
ここでも猫や動物たちの姿が非常にリアルで素晴らしい。
そしてある晩「サングラスの女性」が乗ってきます。
私は最初は気付かなくて、読み返して初めてこの意味に気付きました。
読み返すたび、絵の中に込められているたくさんのことに突然気づいて驚かされます。
放置された古い車や機械に、
一体なぜ、どうしてここに・・・?
とドラマを感じて、
不思議と愛着が湧くのはたくさんの人にあることだと思うのですが、
みんなバスザウルスになって、自由な冒険の旅に出ていると思いたい。
そして3冊目がこの【にだんべっど】。
可愛らしいお兄ちゃんと妹が、
2段ベッドでさまざまな冒険に出るお話。
私も子供の頃2段ベッドで、
よくアマゾンの密林の中の水の上を、
そのベッドが船のようになって冒険しているイメージを見ていたのですが、
めっちゃそれを思い出しました。
タッチが少し「バスザウルス」とは違うのですが、
ページごとの跳ね上がるようなワクワク感とリズム感は、
「ねこまがたけ」の猫たちの修行のところを思い出させます。
これから五十嵐さんの本をいろいろ読んでみたいと思っているので、
またご紹介することもあるかも。
映画【海獣の子供】も、Amazonプライムのアニメタイムズ30日間無料体験で見てみたいと思います。