いや〜凄まじかった・・・
これ劇場上映のクオリティですよね。
この【葬送のフリーレン】には作画崩壊とかあり得ないんじゃないかというハイレベルで、
未だかつて見た事がないほどの美しい戦闘シーンです。
いつもはあっという間に終わっちゃうと思っていたんですが、
この2回はものすごく見応えがあって長く感じました。
前回に引き続き、神回が上書きされております・・・。
こんなに美しいバトルシーンは見たことがない。
前回のラスト、複製体フリーレンの隙をついたフェルンの速射ゾルトラークで
バトルが終了かと思われましたが、やはりそんな簡単ではなかった。
今回の冒頭でフリーレンという魔法使いの恐ろしさを初めて思い知らされた気がします・・・。
前回も展開の速さに頭と目が追いつかなくて、
フリーレンと複製体が戦闘開始して同時に放った魔法は、
破滅の雷を放つ魔法、ジュドラジルム
地獄の業火を出す魔法、ヴォルザンベル
とかいう恐ろしすぎるワザでした。
今回はのっけから宇宙!?宇宙なの!!!!?
というワザを複製体が手の上から繰り出し、
もうこれ以上の戦闘魔法ってあるの・・・😱
そして底知れないフリーレンの力の一端が見えたのが、
フェルンのゾルトラークの速射がフリーレンを超えている理由が
「自分と違ってフェルンが生まれた時からある魔法の基本となっているから」
と前回丁寧に説明されていたのですが、
今回フリーレンの隙を作ることができる理由が、
『私はフェルンを舐めているから』。
自分で自分の弱点である隙を、
フリーレンは完全に理解しているのです。
それは師匠のフランメが一生をかけてフリーレンに教え込んだ
『魔力制限によって、相手を油断させる』
つまりどんなにあり得ないほど強い相手でも、
『クソみたいな自信と驕り』が致命的な隙になる、
ということを、フリーレンは完全に理解していることになります。
すげぇえええ
それを自分の複製体に利用する。
つまり能力を完全にコピーしていても、
本物のフリーレンと複製体では、決定的にこの自覚の点が違うのです。
そして最終的にその隙を作ったのはフリーレンではなくフェルンで、
コピーレンの両腕を吹き飛ばした後に、
認識出来ない謎の魔法で壁に叩きつけられ、
自分の杖も粉々に粉砕されてしまいます。
この時のコピーレンの表情が本当に恐ろしく、
怨みの目というか、凄まじく冷酷な表情で、
本物のフリーレンは絶対にこの顔はしないだろうと思いました。
そして血を流しながら、
「すごいです、フリーレン様。
これが魔法の高みなんですね・・・」
と称賛するフェルン。
魔法の天才を見せるフェルンは、実際はわずか生まれてたった十数年。
フリーレンとの千年以上の差は、どうやっても埋まるはずはありません。
フリーレンが自分の弱点を隠さないのも、
絶対の自信と冷静な自覚があり、油断をすることがないからなんでしょうね。
「らしく無いですよ、フリーレン様。
隙だらけです。」
フェルンが最後にかけた言葉は、複製体に向けてのものだったのでしょうね。
そして最後に何の攻撃も防御も出来ないシュピーゲルがあっけなく壊されると、
復活したものも併せてすべての複製体が霧と消えました。
本当にホッとしましたね。
それぞれの魔法使いと複製体の戦いも凄かったですが、
必ず自分が苦手とする魔法の相性があり、
それ次第では遥かに格下でも格上を倒せるというところも、非常に重要な要素でしたね。
事実フリーレンは
『今までに11回格下の魔法使いに負けている』
という聞き逃せない重要なセリフも以前にありました。
どんな物語があるのか、非常に気になります。
白眉だったのが、無敵に見えた試験官の複製体ゼンゼと
3級魔法使いユーベルの戦いです。
2級魔法使い試験のときに、試験官ブルグを殺害してしまって悪びれることのないユーベルの
「だいたい何でも切れる魔法」レールザイデン
のこのだいたいというのがクセモノで、
ユーベルが「切れると思ったものは切れる、
切れないと思ったものは切れない」
と言いながら、目の前の石壁を切ってみせました。
石って普通切れんやろ・・・😰
「髪は切れるもんでしょ?」と言って、
舌舐めずりしながら髪に幾重にも魔法のかかったゼンゼの複製体を
髪ごと切り裂いて倒しました。
ユーベルが過去のゼンゼとの会話の最後に、ゼンゼの髪を
「切ればいいのに・・・。」
と心の中で言っていたシーンが繋がって、
めちゃくちゃ怖かったですね・・・。
最後に、
フリーレンが戦闘中に崩れた岩から作ったゴーレムの上に乗ってて可愛かった。
あれ最初の方でヒンメルたちに見せてた魔法の巨大版ですよね。
こんなところでこの一瞬が出てくるとは・・・、
なんと細かい設定。
ラストまであと残り2回。
終わってしまったら、何を見たらいいの・・・。
本編の30分前の22時30分からBSで、2回前の話しを再放送しているので、
そちらも見逃さないようにしたいです。