おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

御神木の子ども。盆栽仕立て

2022年の11月、

長野県の推定年齢600年の【十九庵の大銀杏】の御神木の銀杏を、

新月の日に種植えしてみました。

約1年4ヶ月ほど前のことです。

 

www.nekosippona.com

 

 

オス・メス3個ずつを植えて、

その後小さな新芽がいくつか発芽して、ワクワクして見守っていたのですが、

最後まで残ったのは、オス・メスひとつずつでした!

 

昨年の冬に葉が落ちて、ただのか細い2本の枝だけになっていたのですが、

ようやく先月葉が再び生えてきました!

 

3月20日 春分の日

3月20日 春分の日

3月20日 春分の日

3月20日 春分の日


待ちに待った春。

ようやく葉っぱが芽吹いてきました、

それもオスメス共に。

 



3月30日 オスメスのイチョウの若木

3月30日

 

左がオスで今回芽出しが早く、葉が大きめ。

右がメスでまだ葉が小さいです。

 



メスのイチョウの若木

メスのイチョウの若木

 

葉っぱの切れ込みが深いのがオスと書いてあるものを散見しましたが、

どうやら俗説のようで、うちのは逆です。

発芽した時からオスメスの葉の形が違っていて、

面白いなあと思いました。

 



オスの葉は切れ込みがなくて軸が長いです。

オスの葉は切れ込みがなくて軸が長いです。

 

他にもいろいろ違いが出てくるのか、

興味深いです。

 

 

 

いつ盆栽に仕立てようか、

タイミングを慎重に見計っていたのですが、

お天気が良くなった土曜日に、思い切ってエイ!!!



根をほぐして水に浸す。

根をほぐして水に浸す。

 

実は盆栽作るのは初めてで、

大銀杏の銀杏を手に入れてから、発芽したらやってみたいと思っていたのでドキドキです。

 

幸いなことに母親が昔盆栽やっていたので、

鉢と土はなんとなくそこら辺に放置してあるものを見繕って使いました。

結構盆栽の決め手は、気に入った形の鉢を事前にゲットしておく事が大切な気がします。

コッソーリ目をつけておきました。(笑)

 

鉢のサイズや形に合わせて、

髭根とかを慎重にカット。

 



銀杏の殻

銀杏の殻

 

発芽しなかったものや、中がカラになったものが出てきました。

やはり全部が発芽するわけではなかったんですね。

 



移植完了。

移植完了。

 

下に排水の良い鹿沼土、

真ん中にいい土が無く、悩んだ末にとりあえず、

慣れ親しんでいるプランターの土を再び投入。

洗面器にキレイな水を貼って底から給水させます。

 

上に載せた苔は、

なぜか数日前に玄関先に落ちていたもの。

誰かが蹴っ飛ばしたかのように塊であったんですが、我が家に生えている苔ではない・・・。

 

ちょうどピッタリでした!

 



ミニミニ盆栽

ミニミニ盆栽。

 

そして大昔に浅草の近所の瀬戸物屋さんで買って、

一度も使った事がなかったミニの豆盆栽鉢も、

この機会に使ってみました。

プランターに生えてきた小さな草。

実は苔や雑草と言われる見向きもされない草花も、

よくよく見ると本当に可愛くて、

こういうものはそれらを愛でて、改めてよく見ることの出来る、優れた道具だと思うんですよね。

 

小さきものはみな美しき。

日本人は小さなものけっこう好きじゃないでしょうか。

 



名も知らぬ草

どんな風に成長するのか

 

オスメスイチョウの若木

 

なかなか良きです。

右がメス、左がオス。



メスのイチョウの若木



ちょうど良い針金が手に入らなかったのですが、

もともとイチョウはまっすぐ伸びる木。

成長が早いそうなので、様子を見ながら少しずつ手をかけていきたいと思います。

そしていずれは、安住の地を見つけてあげなければ。

 

 

オスのイチョウの若木

オスのイチョウの若木

 

すでに世界では絶滅危惧種とされている不思議な木、イチョウ。

火に強く、子育ての守りとされ、

栄養の高い実をつけ、葉は脳神経の薬の原料となり、オスとメスがある。

 

種子から育っていく様子を見られるのはなかなか無い事だと思います。

イチョウの成長に関しても、さまざまな違う説が書かれているので、

参考にしつつ、違いを確認しつつ、

たくさんの知らなかったことを教えてくれるでしょう。

 

無事に大きく育って欲しい。

これからよろしくね。

 

 

 

この御神木からいただいた種子がこの若木たちです。

 

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