おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

ちーば探検隊。八幡の藪知らずと千本公孫のイチョウの巨樹

あれ?いま通り過ぎたの、

なんだろう・・・・?

 

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ある日車で走行中、一瞬目に入った竹薮。

神社にしては、なにかちょっと違うような・・・。

 

 

大分経って色々調べていた時に、

「あの時の竹薮は、 これだあ!!!」

と分かったので見に行ってきました。

 

その名も

「八幡(やわた)の藪知らず」

   不知森神社(知らず森神社)

 

千葉県市川市の JR本八幡(もとやわた)駅から

歩いて5分。

 

  

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思わず隙間から覗いてしまいました。笑

 

小さな祠の奥は、

ぐるりと囲まれたそれほど広くない

竹薮なんですが、

実はここは古くから「禁足地」とされ、

「入ったら2度と出て来れなくなる。」

という神隠しの伝承がある地なのだとか。

 

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好奇心まんまんで覗いてみたんですが、

ちょっと中がへこんだ場所がありました。

いつからここがどのような理由で

禁足地の神域となったのか、

さまざまな仮説が立てられていますが、

どうやら何も分からずじまいのようです。

 

ちょっとワクワクしますね。

 

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ただ近所の方々がたびたび参拝に来られていて、

とても大切にされている場所なのがわかりました。

 

最近ハマっている、

恒川光太郎さんの小説「風の古道」のように

人には見えない、神や妖怪の通る「霊道」の出口がかつてここに―――

なんて想像すると楽しい。

 

昔は私の大好きな樹海のように、

迷うような深い森と、たくさんの木々が暮らす場所だったのでしょうか。

 

 

 

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さて不知森から国道を渡ってすぐのところに

大きな鳥居があり、

行ってみるとなんと!!!

参道が線路でぶった切りに!!!

・・・・おおう(汗)

 

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参道を進むと、そこは

「葛飾八幡宮」でした。

宇多天皇により、

京都の石清水八幡宮から分け御魂されて、

武神として源頼朝・太田道灌・徳川家康などの

武将の信仰を受けてきた

由緒正しい神社のようです。

このあたりは確か、将門伝説も色濃いはず。

 

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本殿のすぐ横に、

非常におおきなイチョウの巨樹が。

天然記念物「千本公孫樹」

樹齢は1200年とも。

 

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ああ、きっと今日はこの樹に会いに来たんだな~~

なんて。

 

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境内には登れるミニ富士山の浅間神社や

ぐるっと池に囲まれた厳島神社、

 

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良いお顔をしてらっしゃる・・・・

 

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そしてこの!

めっちゃ凛々しいお稲荷さまが。

 

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あばらが浮いて見えています。

オオカミ神社のオオカミの狛犬のような、

野生の雰囲気です。

薄く口を開き、まるでハッハッと息遣いが聞こえてくるような・・・。

 

 

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本当に生きてるかのように、

外から来る何かを見ています。

 

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このお稲荷さんにお参りに来る方々に、

愛されてるんだなあと思いました。

 

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千本公孫樹はグーグルマップで空から見ても、

本殿を越えそうな大きさの巨樹です。

 

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 1500年かぁ・・・・・。

いわゆる飛鳥・古墳時代ぐらいから生きている樹。

人間が何代生まれ入れ変わる時間でしょうか。

 

 

 

私は、たぶん元々その地の神さまや

祀られていたモノは、

大きな樹や磐くら、きれいな湧水や山や森などの

人の心の深いところに畏敬の念を抱かせる自然だと思っていて、

 

古事記の神話の神様たちは、

のちの大和朝廷の侵略の歴史に併せて、

元々信仰されていた場所にあとから祀られていると感じているのですが、

人が求める思念のカタチに合わせて変化し、

姿を持って立ち現われてきたように思います。

神仏混淆も分離も、人が勝手に行ったもの。

 

 

ブッダやキリスト、マホメットのように

人間として実在したもの、

樹や動物の意識のように、もとからそこに存在し、

人と関係を持ち、名を与えられたもの、

 

日本という土地のうつくしい水と

濃厚な自然の中で、

後者の存在は大きかった、

それらに生かされてきた長い歴史と

記憶が私たちの中にあるのでは、

なんて考えています。

 

 

都会のなかで時折出会う

大昔からの時をそのまま伝える

タイムカプセルのような場所。

いつまでも残って欲しいと思っています。

 

 

 

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