地獄堂霊界通信12巻、新刊が9月7日に発売されました〜〜!!!
『人間はいずれ絶滅する』
新刊がまだ継続して出ていたこと、(知らなかった・・・!!!)
今回がファーストシーズンの完結編だったこと、
そして地獄堂のオヤジの正体がわかったこと、
そして私は10巻と11巻を手に入れられない(未読の)まま、
12巻に突入したこと・・・!!!
いろいろ衝撃だった今回の新刊発売。
そしていちばんインパクトがあったのが上のセリフでした。
香月作品は人間のやって来たことに非常にシビアな目線で
これから先に起こりうることを暗示したシーンが数多く出てくるのですが、
そんなところも私自身のものの見方と重なって、
何とも言えない気持ちになります。
まあちょっとうるさいと思う方もいらっしゃるとは思うんですが、
香月さん、同じ視点を持ってらしたんだなあといつも感じます。
そしてみもりさんの絵とキャラクターが本当にステキです。
以前も書きましたが、香月作品には共通してある姿と特徴を持つ人物が登場します。
ヒエロゾイコンという魔道書を操る強力な魔道士。
そして長い黒髪を持つ霊能力者。
まさかこの作品でも出てくるとは・・・ってか、
超メインキャラクターの位置付けでしたね。
この巻で非常に魅力的だったのは、
【天界・冥界・地獄】というものが、
私たちが普通にイメージするものとは違うという設定でした。
- 「神や天界は、地上や人間が滅ぼうが、些細なことでまったく興味がない。」
- 「無数の次元と天界や冥界を動かし、保っているエネルギーが魂。」
- 「魂は冥界を中継点として、様々な次元と世界を循環する。」
- 「天国・天界だけはエネルギーの循環から独立している高エネルギーの世界で、
- 基本的に他の次元のことなど知ったことではない。」
- 「死神と天使は同じ冥界や天界への仲介者・案内役という存在。」
- 「天界が地上に干渉するのは、質の良い高エネルギーの魂を連れて行く時だけ。」
そして堕天使と言われるルシフェルだけが、
神とその命令のみを至高とする固定された世界から、
人間を救おうという気持ちを抱いて飛び出したため、
はみ出し者として「悪魔」の汚名を着せられたというものです。
これものすごく昔から惹かれる話で、
ルシフェルという天使は、神の右座を許された大天使で、
別名を「明けの明星」と呼ばれ、神からもっとも愛され、
自分が神になりたいという欲を持ち、天界と争い、
悪魔となって人間をたぶらかしているというのが通説なんですが、
何かずっと違和感があったんですよね。
原作読んでないので、(コミックス終了するまで絶対に読まない所存)
この後に続くセカンドシーズンが超楽しみです!!!
(電子書籍とコミックスとありますので、ご注意下さいませ〜〜)
ずっとあまり新しい本とか買ってなかったんですが、
このコミックスを読み始めて、書店で購入しようとしても
もう在庫がどこにもなく、
よほどの重版がかからない限り、もう手に入らなくなってしまうのだと知りました。
作家さんたちや編集さん、出版に関わる方たちに作品の対価が
手渡されなくなってしまうのだという事をヒシヒシ感じました。
なのでファンは待ち構えて予約して新刊を手に入れるというのが、
もっともクリエイターの方々を支える方法なんですね。
まあみなさんそんな事はとっくにご存知だったかと思うんですが。
正直私はあまり意識していませんでした。
昨年たまたま図書館で香月作品に出会ってから、
初めてコミックスを読んで、この漫画のファンになったので、
原作者の香月先生はこのコミックスの連載中に亡くなっており、
作画のみもりさんも途中で体調を崩されたとの事で、
余計にファンが作品を支えねば・・・と思った次第です。
ゴッホとか、亡くなってから作品が世に広がった人も
あとほんの数年、早い巡り合わせがあったなら・・・と思ったりします。
ちなみにすごーーく嫌な事が続いて、
捌け口が無くなったときに、
久しぶりにこの作品を読んだら、心が洗われた感じで
軽くなりました。
泣くって大事。
私の香月作品はここから始まりました・・・!!!