おきらくごくらく。

山と自然と不思議。日常のあれこれの雑記ブログ。

クマが人間の子供を育てた。

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先日こんな記事を書いたばかりなんですが、

 

www.nekosippona.com

 

これは対局のようなお話です。

 

 

このところ日本では、ヒグマやツキノワグマの人への襲撃事件が相次いでいて、

たくさんの問題が浮き彫りになってきています。

 

大きくは、クマが全く人間を恐れていないこと。

北海道では1990年以前に、ヒグマの根絶を目的とした「春クマ駆除制度」により、

予察駆除が行われていましたが、その後ヒグマとの共存を目指す保護政策へと

変換しました。

この時に技術と知識を持ったマタギやハンターが引退をして、

積極的な駆除が行われなくなり、徐々に数を増やしていきました。

多分他の地域でも似たような推移だったのだと思うのですが、

エゾシカがクマの餌になる山の植物を食べてしまうこともあり、

食べ物を探して農地に降りてくるようになりました。

 

人間が高齢化し、集落が過疎化して、農地や柿などの果樹が放置され、

それに居着くようになったり、

人間に近づくことに対する命の恐怖を持たない世代の子熊たちが

増えていった。

 

そしてもうひとつは、人間の引き起こしている気候変動です。

この11月は日本では信じられないような高温が続き、

東京では28℃という半袖でも汗をかくような日がありました。

山では冬眠前のクマの主食となるドングリが全くなっておらず、

昨年のドングリの豊作で増えた仔グマや母グマの、

今までにない数の人間との事故が起こっています。

 

 

 

そんな中なのですが、

今年初めてクマが人の子供を育てたという驚きの話を知りました。

 

president.jp

 

クマに関しては食害の事件が度々起こっているので、

このケースは本当にちょっとびっくりですが、

以前もアメリカのノースカロライナで行方不明になった3歳の男の子が

2日後に無事発見されたとき、

「森の中でクマが一緒にいてくれた」

と証言していることが話題になったことがありましたね。

 

この時は何の証拠もなかったので、この3歳のケイシーくんのファンタジーではないか

とも言われていて、真偽は明らかになっていませんが、

「動物の行動には小さな子供を守ろうとする」本能が備わっているような気がします。

 

「先日はシャチがゴンドウクジラ(小型のクジラ)の子供を、

誘拐して育てようとしている」という記事もあって、

ヒョウが草食獣の子供を育てようとしていたケースも以前にありました。

このケースはどちらも乳を与えたり出来ずに、子供は亡くなってしまったようです。

 

大昔に読んだ話ですごくうろ覚えで、外国の小説だったかと思うんですが、

戦争中だったか、逃亡中の兵士が砂漠でヒョウと出会い、

なぜか非常に気に入られて、食べ物など与えられ、

隙を見て逃げ出そうとする策をことごとく見破られて、

最後にそのヒョウは助けにきた仲間に撃たれてしまうという内容だったと

思うのですが、

破れた布切れに石を縛り付け、木の幹に匂いがつかないように

それを高い枝に投げて仲間に気づいてもらえるように目印をつけたのに

結局それに気づいたヒョウがそれを取ってしまうシーンに、

ヒョウという動物の賢さと、非常な執着心と、愛情と固執みたいなものを

とても感じた話でした。

 

 

インドでオオカミに育てられたアマラとカマラという双子の少女。

ローマの語源になったロムルスとレムルスの双子の少年を育てたオオカミ。

 

異種の動物間でほんの時たま起こるこれらの出来事が、

育てられた子供に及ぼす影響は非常に大きいと思いますが、

もっとも子供を育てる本能を発揮しているのは人間ですね。

 

すべての動物の子供を状況によっては親代わりとなって育てようとするし、

ペット(愛玩動物)という言葉すら作り出しています。

 

終生一緒に暮らそうとする人たちや、

野生に返すために親という刷り込みを避けて育てる人たちもいて、

人間と動物たちとの関係とバランスを考えてしまいます。

 

生きるための行動と、人間にしかないお金というシステムと、

自分さえ豊かであればあるほど良いという幻想による環境破壊。

善悪あらゆる事を生み出す能力を持った人間の迷走が

行き着く先はどこなのか。

 

 

昨日突然入ってきたニュースに、かなりの衝撃を受けました。

 

www.watch.impress.co.jp

 

これやんばるの森に必要なテーマパークなんでしょうか?

私には異物に見えますが・・・。